牛肉はオージービーフやニュージーランド産の輸入牛肉を選ぶ

節約を意識し始めると、牛肉は値が張るからできるだけ控えて豚肉や鶏肉を食べるようになる方が多いです。私も、そうですね。

でも、まったく牛肉を食べないわけではありません。牛肉は良質なタンパク源なので、低価格であれば毎日でも食べたい食品です。

しかし、どんなに安くで牛肉が買えたとしても、輸入牛肉は不安だという人もいるでしょう。そして、高い国産牛や和牛が安心だという理由で購入しているのではないでしょうか?しかし、この考え方は全くの誤りです。国産牛よりもオージービーフやニュージーランド牛の方が安全性が高いのです。

オーストラリアとニュージーランドは狂牛病(BSE)を出さなかった

2000年代前半に世界中で狂牛病(BSE)の発生が問題となりました。

アメリカ、ヨーロッパだけでなく日本でもBSEになった牛が発見されたましたね。そのため、この頃は焼肉屋さんに閑古鳥が鳴いていて、どうにか客足を元に戻そうとドリンクを飲み放題にしたり、メニューをリーズナブルにしたりして対策をしていました。

そんな中でも、オーストラリアとニュージーランドではBSEは発生しませんでした。同じような病気にスクレイピー病というのがあり、羊がかかるのですが、この病気もオーストラリアやニュージーランドでは発生していません。オーストラリアやニュージーランドの羊がスクレイピーに感染しにくいという遺伝子的な特徴はありません、なのにヨーロッパの羊にスクレイピーが発生しているのは、一言でいうと安全対策の違いなのです。

オーストラリアやニュージーランドは牛や羊の安全管理がしっかりとしているからBSEやスクレイピーが発生しなかったんですね。それなのに日本人は、輸入牛肉は危険だと決めつけ国産牛や和牛は安全だと思い込んでいます。本当に安心して食べられる牛肉は、オージービーフやニュージーランド産牛肉だということを知っておきましょう。

ニュージーランド牛は栄養が豊富

和牛は、トウモロコシや米といった穀物で育てられていることが多いです。しかし、本来、牛は草食動物なので牧草を食べるのが彼らの健康には良いのです。しかし、狭い日本では、なかなか牛を放牧して牧草で育てるということはできません。そのため、穀物を飼料として使っているんですね。

一方、ニュージーランド牛は、牧草で育てられているので、牛が本来補給すべき栄養を摂取しています。だから、ニュージーランド牛は、高タンパクであり、アミノ酸の一種であるタウリンも豊富に含まれています。他にも、牧草牛は穀物肥育牛と比較して、鉄分、ビタミンB12、ビタミンD3が多く含まれています。

ビーフ

牛肉を買う時は、安全性を考えてオーストラリア産やニュージーランド産の牛肉を選ぶのが良いでしょう。できることなら、栄養面のことも考えてニュージーランド産の牧草牛を選びたいところですが、スーパーでは手に入らないことも多いので、オージービーフを選ぶことになるでしょうね。

どうしてもニュージーランド産の牛肉を選びたい方は、通販でお探しください。

オージービーフの関税が引き下げられる

これまでオージービーフには、38.5%の高い関税がかけられていました。

しかし、2014年の日豪首脳会談で、オージービーフと乳製品の関税が大幅に引き下げられることが決まりました。

関税の引き下げは段階的に行われるので、すぐオージービーフの小売価格が安くなるというわけではありませんが、冷蔵牛肉は15年目に23.5%、冷凍牛肉は18年目に19.5%まで引き下げられます。オーストラリア産の輸入が一定量を超えた場合には関税を38.5%に戻すセーフガード(緊急輸入制限措置)が導入されるようなので、国内に出回るオージービーフが増えすぎると高い関税に戻ってしまいますが、今よりも安くでオージービーフを購入できる機会は増えます。なお、2024年4月1日以降は、セーフガードの発動基準がなくなります。

38.5%という高い関税がかかっていても、小売価格は国産牛肉と比較して3割程度は安くで買うことができます。部位によっては、オージービーフの方が半額程度安くなっていることもありますので、節約を意識するなら国産牛や和牛よりも、オージービーフを選ぶべきですね。

買い物で節約目次

  1. 節約は毎日の買い物が最も重要
  2. 折り込みチラシの比較は買い物での節約の基本
  3. スーパーの10%割引の日やポイント2倍Dayは特売にならない商品を買うこと
  4. 大手スーパーと地域のスーパーで買い物する商品を分ける
  5. 牛肉はオージービーフやニュージーランド産の輸入牛肉を選ぶ
  6. 豚肉は国産も輸入品も価格差はあまりないので節約で迷うことはない
  7. 卵は食費節約のために積極的に買って食べたい食品
  8. 激安スーパーが必ず安いわけではない
  9. 節約にプライベートブランドの商品は積極的に買いたい
  10. 100円ショップとホームセンターは節約アイテムの宝庫
  11. どんなに安くても米、パン、麺類で節約をしない
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