生命保険を減額更新して月々の保険料の負担を軽減した

先日、生命保険が10年の満期を迎えたので更新しました。

保険会社に連絡しなければ、今までの保障内容を変更することなく自動更新され、再び10年間の生命保険に加入することになります。しかし、保障内容を以前のままにしておくと、これまでよりも月々の保険料が約1.5倍に増えてしまうため減額更新し保険料の負担を軽減しました。

死亡保障を半分以下に

私が加入している生命保険は医療保険までついているので、ただでさえ保険料が高めです。なので、今後の10年間の保険料が家計を圧迫しないように保障内容を見直すのは当然です。

最も保険料が高く、しかも必要性に乏しいのが死亡した時の保障です。子供が幼くて、夫か妻のどちらかが不幸に遭うと、子供が成人するまでの生活費を確保できないという事情がある場合には、それなりの保障額にしておいた方が良いでしょう。しかし、私の場合は、そのような事情がないので、死亡保障は減額しても問題ありません。

赤ちゃん

死亡保障を今までの半額以下にしたところ、月々の保険料は従来の15%増に抑えることができました。これで年間数万円の節約になります。

他に通院特約も必要なかったのですが、そのままにしておきました。生命保険も医療保険も、大きな不幸に備えるためのものですから、小さな怪我や病気に備える必要はないので、切れる特約は切ってしまっても問題ありません。交通事故で大きな怪我をした場合、難病にかかって多額の治療費が必要になる場合など、発生したら預貯金では対応できない事態に備えるのが保険の目的です。

小さなことは預貯金で対応するようにしないと、保険料が膨れ上がってしまいます。

低金利時代には転換しない

今回、生命保険の更新をするにあたり、保険会社からは新しく販売開始した生命保険に転換するようにすすめられました。保険料は新しい商品の方が年間で数千円高くなります。その代り、従来よりも保障内容は充実しているように思えました。

しかし、じっくりと保障内容を比較していくと、従来の保障内容の方が充実していることがわかってきました。例えば、入院特約は10年間の上限日数が従来の商品より1.5倍長いのですが、年間の入院日数にも上限が設けられているため、保険期間が6年よりも短くなると従来の商品の方が有利になります。

また、新しい保険に転換すると、従来の保険の買取金額を保険料に充当することになるのですが、転換すると旧保険の生存給付金などの満期返戻金が新保険の保険料に使われてしまいます。もしも、保険を更新も転換もしなければ、すぐに満期返戻金を受け取れるのですが、転換すると満期返戻金を受け取れなくなります。旧保険を更新した場合は、更新から10年後に満期返戻金を受け取れます。

満期返戻金を転換後の新保険の保険料に充当できるのなら損しないと思うでしょうが、そのようなことはありません。10年前に契約した時よりも現在では、金利が低くなっているからです。旧保険を更新した場合には、10年前の高い金利を適用して満期返戻金に対応する保険料が運用に回されます。しかし、新保険に転換すると現在の低金利が適用されるので10年後に受け取れる満期返戻金が旧保険よりも少なくなるのです。

満期返戻金に限らず、その他の保障に充てられる月々の保険料も、旧保険の方が高金利が適用されるので安くなります。

10年前の金利が何%だったのか覚えていなかったら低金利の新保険に転換していたかもしれません。でも、先月に郵便局の定額貯金が10年の満期を迎えたので、通帳を見て10年前の金利を確かめることができました。現在の金利は、銀行のホームページを見れば何%なのかわかりますから、過去と現在の金利差の比較は簡単にできます。

10年後には、また、現在の定額貯金の金利を見て転換が有利か不利かを検討します。今回の生命保険の減額更新では、保険の加入と同じ時期に定額貯金にいくらか預けておくと、保険の更新時期に金利の比較ができることを学びました。

生命保険を転換すると、また健康診断を受けなければなりませんし、いろんな書類を書かなければなりません。そのような手間も省けたので、減額更新にして良かったです。

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