激安スーパーが必ず安いわけではない

スーパーマーケットの中には、商品価格が著しく安いお店があります。一般的に激安スーパーと言われているところですね。

激安スーパーは、どの商品も他のスーパーと比較して価格が安く設定されていますので、買い物で節約するなら積極的に利用したいお店です。ただ、どこにでもあるというわけではないので、車や電車を使わないといけないようなところにある場合は、わざわざ遠出してまで買い物に出かける必要はないでしょう。

また、激安スーパーだからと言っても、必ず他のスーパーより安くで売っているわけではありません。普通のスーパーの方が安くで買えることもあるので使い分けをする必要があります。

激安スーパーが安くで販売できる理由

ところで、なぜ激安スーパーは他のスーパーマーケットよりも安くで商品を販売できるのでしょうか?まずその仕組みを知っておきましょう。

大量仕入で安くなる

激安スーパーが安くで商品を販売できる理由として真っ先に挙げられるのが大量仕入です。

メーカーや問屋から見ると、まとめて買ってくれるわけですから、少々出荷価格や卸価格を安くしてでも在庫を一掃できるので助かるんですね。倉庫に商品や製品が眠ったままになっている状況が、メーカーや問屋にとっては維持費や管理費がかさむので困るわけです。だから、そういった費用を減らすためにできるだけ早く製品や商品を売ってしまいたいのです。

現金仕入で安くなる

基本的に企業間の商取引では、代金の支払いは商品を購入した後に行われます。今月仕入れた商品代金の合計を翌月に手形で支払うといった感じですね。また、手形は90日とか120日とか期日があり、その手形を受け取ってから期日が到来するまでは現金に換わりません。

激安スーパーは、仕入代金の後払いをせず商品を仕入れたその場で現金で支払っているところもあります。メーカーや問屋にすれば、すぐに現金が入ってくるので非常にありがたい得意先です。通常は、数ヶ月先に支払えばよいのに仕入れたその時に決済するので、メーカーや問屋は数ヶ月分の利息を差し引いた価格で代金を請求します。この利息のことを仕入割引とか現金割引と言います。

つまり、激安スーパーは、現金仕入によって仕入割引を受けているので、他店よりも安くで商品を売ることができるんですね。

陳列棚を設置しない

激安スーパーでは、陳列棚が店舗に設置されていないことがあります。

陳列棚があると、決まった場所に商品を並べていかなければならないので、それだけ手間がかかります。しかし、陳列棚を設置していなければ、わざわざダンボール箱から商品を取り出してきれいに並べる必要はありません。段ボール箱に入ったまま店内に置くだけなので陳列の手間を大幅に省くことができ、その分だけ人件費を削減できます。

レジは学生アルバイトを採用

人件費の面では、レジを学生アルバイトに任せて低く抑えているところもあります。

私がよく利用する激安スーパーでは、高校生がレジ打ちをしています。買い物かごに入った商品をレジのバーコードリーダーに通すのが少々雑だったり、無愛想だったりしますが、特に気にはしていません。丁寧な接客指導をしていたのでは、人件費がかさむでしょう。それが理由で商品の販売価格が高くなるくらいなら、レジでの接客に少しぐらい不備があっても大目に見ます。

また、最近ではセルフレジを導入している激安スーパーも増えています。商品の読み取りは店員さんが行いますが、代金の支払いは、客が自動精算機に自分でお金を入れて決済するようになっています。セルフレジの導入も、レジ業務が簡素化されるのでコストダウンとなり、節約できた費用分だけ小売価格を下げることができます。

 

以上が、激安スーパーが安くで商品を販売できる理由です。他にも安くで商品を販売できるように努力をしているところがあるでしょう。そういったスーパーはさらに安くで商品を販売しているはずです。

基本的に特売が行われない

激安スーパーが安くで商品を販売できる理由がわかったと思います。

さらに特売が行われれば、相当安くで商品を買えると期待してしまいますが、基本的に特売がないのが激安スーパーの特徴とも言えます。すでに格安で販売しているため、それ以上安くで売ることができないのでしょう。新聞の朝刊に折り込みチラシが入っていることもほとんどありません。毎日が特売日みたいなものなので、わざわざ余計な広告宣伝費を使わないのでしょうね。

果物

一般的なスーパーの場合だと、定期的に特売や大幅ポイント還元の日などがあります。こういった安売りの日に販売されている商品は、激安スーパーよりも安くなっています。

特売日以外の通常のスーパーの販売価格が激安スーパーよりも安いといったことはほとんどありませんが、特売日になると対象の商品は多くの場合で激安スーパーよりも安くなります。だから、常に激安スーパーだけを利用するのではなく、折り込みチラシをチェックして、激安スーパーよりも安くなっていないかを確かめる癖をつけた方が節約のためには良いですね。

 

基本的に激安スーパーが近所にあるのなら、普段はそこで買い物をすれば良いと思います。ただ、激安スーパーでしか買い物をしないからと言って、他のスーパーの折り込みチラシをチェックしなくなると節約できたであろうお金を失ってしまうこともあります。

長期的に見れば結構な金額になるので、激安スーパーをよく利用する方でも、通常のスーパーの折り込みチラシには目を通しておきましょう。

買い物で節約目次

  1. 節約は毎日の買い物が最も重要
  2. 折り込みチラシの比較は買い物での節約の基本
  3. スーパーの10%割引の日やポイント2倍Dayは特売にならない商品を買うこと
  4. 大手スーパーと地域のスーパーで買い物する商品を分ける
  5. 牛肉はオージービーフやニュージーランド産の輸入牛肉を選ぶ
  6. 豚肉は国産も輸入品も価格差はあまりないので節約で迷うことはない
  7. 卵は食費節約のために積極的に買って食べたい食品
  8. 激安スーパーが必ず安いわけではない
  9. 節約にプライベートブランドの商品は積極的に買いたい
  10. 100円ショップとホームセンターは節約アイテムの宝庫
  11. どんなに安くても米、パン、麺類で節約をしない
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