クレジットカードは大幅にポイントが還元されるときに使う

ポイントサービスが付いているクレジットカードを持っていると、買い物の際にポイントを貯めるためにカード払いをしたくなります。

確かに現金払いでポイントが付与されないのであれば、カード払いでポイントを獲得した方がお得です。しかし、カード払いだと、買い物時に財布からお金が出ていかないので、出費の痛みを忘れがちになるということに注意しなければなりません。

タダではカード払いしない

節約を意識する場合、基本的にクレジットカードでは決済しないようにしましょう。

毎日の食材や日用品の買い物でカード払いをしても、もらえるポイントはそれほど多くはありません。むしろ、カード払いはその場で出費の痛みを伴いにくいので、ついつい余分なものを買ってしまうことがあります。

現金払いであれば、財布の中に1,000円しか入っていないのなら、1,000円を超える買い物はしません。また、財布の中が空になることにちょっとした不安を感じることがありますから、1,000円払って十分にお釣りがくる程度の買い物しかしなくなります。

しかし、カード払いになれてしまうと、財布の中を意識しなくなるので、所持金と相談しながら買い物をするという習慣が徐々に薄れて行ってしまいます。だから、食品や日用品などの毎日の買い物時には、できるだけカード払いを避けた方が、カード払いでもらえるポイントよりも節約できる可能性があります。

ただ、カード払いを選択すると普段よりも大幅にポイントがもらえるような場合には、クレジットカードで決済した方が良いでしょう。クレジットカードは、当たり前ですが、ショッピング枠の範囲でしか買い物できません。普段からちょっとずつクレジットカードで買い物をしていると、ある時、高率のポイント還元セールが実施された時にショッピング枠がほとんど残っておらず、ポイントを得られないといったことも起こります。

コイン

これは非常にもったいないですよね。

だから、普段からクレジットカードはタダでは使わないという意識を持っておくことが大切です。

旅行や出張の時にクレジットカードを使う

では、どのような時にクレジットカードを使うと良いのでしょうか?

多くのポイントをもらえる時というのが一つの選択になりますが、旅行や出張時の旅費の支払いに使うというのも有効です。旅費をクレジットカードで支払うと、マイルが貯まるといったサービスもありますが、その他にも旅費を事前にカード払いしておくと旅行保険に加入できる場合があります。

ゴールドカードのように旅行保険が自動付帯のものもありますが、年会費が無料だったり安く設定されているクレジットカードの場合は、旅費の支払いを事前にカードで済ませておかないと、旅行時の事故や病気の際の治療費を補償してもらえないことがあります。

他にも鉄道系の電子マネーのチャージをクレジットカードで後払いするのも、電車代の節約になる場合があります。鉄道系の電子マネーの中には、事前に登録した区間を1ヶ月に何回以上利用すると、それ以上の運賃を支払わなくても良いといったサービスを展開しているものがあります。定期券と同じような感じですね。

このように同一区間を一定回数以上利用したら、それ以上の運賃は発生しないという上限を設けている電子マネーの場合、クレジットカードで後払いしないと適用されないようになっていることが多いです。

ただ、電子マネーをクレジットカードでチャージするよりも、回数券を購入した方が運賃の節約になる場合もありますので、事前にどちらが節約になるか計算しておきましょう。鉄道会社によっては、昼間用の回数券や土日祝日用の回数券を発売しているところもあります。こういった回数券は、通常運賃よりも2回~4回分程度お得になっていますので、勤務時間が不規則な方の場合は、電子マネーや定期券よりも回数券の方が、電車代の節約になりやすいです。

 

ポイントは家計の節約のために貯めて使うもの。ポイントが貯まっていくと嬉しくなって、ついつい無駄な買い物をしてしまいがちですが、貯めることが目的ではないことを十分に理解してクレジットカードは使うようにしましょう。

ポイントサービスで節約目次

  1. ポイントサービスを利用して長期的に節約
  2. ポイントカードはよく買い物をするお店で作る
  3. ポイントカードを作る前に最低利用ポイントを確認しておく
  4. ポイントカードは有効期限が1年以上のものに限定する
  5. 共通ポイントサービスならポイントを無駄なく貯められて消化しやすい
  6. 家電量販店のポイントカードは持っていて損なし
  7. ポイントを1ヶ所のポイントサービスに集約する
  8. ポイントを電子マネーにチャージして節約
  9. ポイントカードは家族など複数人でポイントを貯められるものを優先的に利用する
  10. ポイント大幅還元の商品はポイントで買わない
  11. 節約のためにクレジットカードを作るならポイントを利用しやすいカードを選ぶ
  12. クレジットカードは大幅にポイントが還元されるときに使う
  13. ポイントを貯めやすく使いやすいお得で節約向きのクレジットカード
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