ポイントカードは有効期限が1年以上のものに限定する
多くのポイントサービスには、有効期限が定められています。
よく見かけるのが有効期限が1年というものですね。当然のことながら、有効期限は長ければ長いほどポイントの消化がしやすいです。だから、基本的にはポイントカードを作るときは有効期限が長いもの、最低でも1年はあるものを選んだ方が良いでしょう。
最後の買い物から期限がカウントされるものが良い
一言で有効期限が1年と言っても、ポイントが付与された日から1年なのか、最後の買い物から1年なのかによって、まったく意味が異なってきます。
例えば、2001年4月1日に買い物をして100ポイント貯まった場合、前者なら2002年3月31日までにポイントを使わなければ失効します。
でも、後者の場合なら、最後の買い物から1年が有効期限となるので2002年3月31日までにポイントを使わなくても、その間に1回以上、買い物をすれば、その時点から有効期限がカウントされます。例えば、2001年10月1日に買い物をすれば、2001年4月1日にもらったポイントの有効期限は2002年9月30日までとなります。
すなわち、1年に1回以上買い物をするのであれば、有効期限が1年と定まっているポイントサービスでも、実質的に無期限でポイントを貯め続けることができるのです。現在、有効期限の定めのあるポイントサービスの多くは、最後の買い物から期限がカウントされていますが、中にはポイント付与日から期限がカウントされるポイントサービスもあるので注意しましょう。
また、ポイントカードではなく、いくら以上の買い物ごとに補助券がもらえ10枚貯まると買い物券や特典に交換できるといったポイントと類似したサービスを行っているお店では、補助券に有効期限が記載されている場合が多いので、失効させないように気をつけないといけません。
盆と正月にポイントを消化する
ポイントの有効期限が最後の買い物から1年と定められている場合、ポイントを失効させないために年に2回は消化した方が良いでしょう。
最もわかりやすい方法は、盆と正月の前後には、必ずポイントを消化するといったマイルールを作っておくことですね。
花火大会や盆踊りの案内が届いた時にポイントを使うとか、新春の初売りの日にポイントを使うとか。そのように決めておけば、有効期限が1年のポイントを失効させることはないですね。
盆と正月と決めなくても、自分や家族の誕生日、クリスマス、結婚記念日、桃の節句、端午の節句、ゴールデンウィークなど、自分の生活の中で、特に意識しやすい日を1年に2日作っておけば問題ありません。要は、有効期限までにポイントを忘れずに使えるよう工夫しておくことが大切なのです。
無期限が理想だけどポイント還元率が悪い
ポイントの有効期限は長ければ長いほど消化しやすいので魅力的です。特に無期限なら、いつまでに買い物をしてポイントを使わなければと焦ることなく、ポイントをこつこつと貯めていけるので、消費者にとってはありがたいですね。
しかし、無期限が必ずしも良いわけではありません。
有効期限が定められているポイントサービスと比較した場合、無期限のポイントサービスは還元率が悪い傾向にあります。例えば、同一の業種なら買い物金額の1%のポイントが付与されるのに無期限の場合は0.5%しかもらえないといったことがあります。また、最低利用ポイントが高く設定されている場合もあります。
無期限のポイントカードは作っておいても困ることはありませんが、頻繁に買い物をしても、あまりお得感がないので、ポイントがおまけ程度にしか感じないですね。節約という目的でポイントサービスを利用するのであれば、無期限だからという理由だけでポイントカードを作る利点はそれほどないでしょう。
ポイントサービスで節約目次
- ポイントサービスを利用して長期的に節約
- ポイントカードはよく買い物をするお店で作る
- ポイントカードを作る前に最低利用ポイントを確認しておく
- ポイントカードは有効期限が1年以上のものに限定する
- 共通ポイントサービスならポイントを無駄なく貯められて消化しやすい
- 家電量販店のポイントカードは持っていて損なし
- ポイントを1ヶ所のポイントサービスに集約する
- ポイントを電子マネーにチャージして節約
- ポイントカードは家族など複数人でポイントを貯められるものを優先的に利用する
- ポイント大幅還元の商品はポイントで買わない
- 節約のためにクレジットカードを作るならポイントを利用しやすいカードを選ぶ
- クレジットカードは大幅にポイントが還元されるときに使う
- ポイントを貯めやすく使いやすいお得で節約向きのクレジットカード