節約におすすめのクレジットカード比較
節約のためにクレジットカードを作る場合、年会費が無料や安いことも重要なことですが、カード払いをした時に多くのポイントが貯まり、かつポイントを消化しやすいことが最も重要です。
ここでは、ポイントが貯まりやすく使いやすいクレジットカードを紹介します。
リクルートカード
リクルートカードは、リクルートが発行する年会費無料のクレジットカードです。
ポイント還元率が1.2%と高率なのが特徴です。貯まるポイントはリクルートポイントで、リクルートがウェブ上で運営する宿泊予約サイトのじゃらんnet、グルメサイトのホットペッパーグルメ、ショッピングモールのポンパレモールなどで利用可能です。
しかも、リクルートが運営するサイトでは、カード利用でなくても2%や3%といった高率のポイントが付与されるので、ポイントを貯めやすくなっています。
電子マネーにチャージしてもポイント還元
特にリクルートカードがおすすめなのが、電子マネーにチャージした時もポイントが還元されるという点です。電子マネーにチャージしただけではポイントが付与されないクレジットカードが主流の中で、これは非常にお得なサービスと言えます。
ポイントが付与される電子マネーは、nanacoとモバイルSuicaです。国際ブランドをVISAにすれば、さらに楽天EdyとSMART ICOCAにチャージしてもポイントが還元されます。
ただし、電子マネーのチャージでリクルートポイントが付与されるのは月間3万円までです。上限があるのはイマイチに感じますが、クレジットチャージでポイントが貯まること自体が、とても優遇されたサービスですからデメリットとは言えませんね。
ショッピング保険付帯
他にショッピング保険が国内も海外も適用されるのが、リクルートカードのメリットです。90日以内にカード払いで購入した商品に損害が発生した場合、その損害を補償してくれるのがショッピング保険です。
電化製品など高額な商品はカード払いで購入することが多くなります。不測の事態で商品が壊れた場合には高額な代金の支払いだけが残るという悲惨なことも起こりますが、リクルートカードであれば90日間は商品が壊れても安心です。
メーカーの1年保証があるので、ショッピング保険は必要ないと思う方もいるでしょうが、メーカー保証は通常の使用で壊れた場合に修理してもらえるものです。運悪く事故に遭って壊れたような場合には有料修理となります。でも、ショッピング保険が付帯しているリクルートカードで購入していれば、年間200万円まで補償されるので安心です。
リクルートカードの情報 | |
国際ブランド |
|
年会費 | 無料 |
ポイント還元率 |
|
ポイント利用 | 1ポイント=1円でリクルート運営サービスで利用できます。 |
ポイント有効期限 | 最終利用月から1年 |
海外旅行傷害保険 | 事前に旅行代金などをカード決済する必要がある利用付帯
上記はJCBの場合。VISAは別途通知。 |
国内旅行傷害保険 | 事前に旅行代金などをカード決済する必要がある利用付帯
上記はJCBの場合。VISAは別途通知。 |
ショッピング保険 | 年間200万円 |
リンク | リクルートカードの詳細 |
なお、2021年5月24日から、リクルートIDとPontaポイントを連携するとPontaポイントが貯まり、dポイントと連携すればdポイントが貯まるようになりました。どちらにも連携していない場合は、リクルートポイントが貯まりますが、Pontaポイントまたはdポイントに交換することができます。
楽天カード
楽天カードは、大手のネットショッピングモール楽天市場を展開する楽天グループが発行しているクレジットカードです。
カード決済100円につき楽天ポイント1ポイントが貯まります。ネットショッピングは常に楽天を利用するという方にとっては、日々の買い物で貯まった楽天ポイントを通販でも利用できますから、ポイントを消化しやすいクレジットカードと言えます。
楽天市場でポイント3倍還元
また、楽天ポイントは楽天市場だけでなく様々な店舗で使えるので、これもポイント消化しやすい理由のひとつです。さらに楽天ポイントは、共通ポイントサービスの楽天ポイントカードの提携店でも貯めたり使ったりできます。しかも、楽天市場での買い物の際は、通常1ポイントの楽天ポイントがもらえ、さらにカード払いにすれば3倍のポイント還元になります。つまり、100円につき3ポイントが貯まるのです。
他にも楽天と提携しているショップであれば、通常、100円の買い物につき1ポイントや2ポイントの楽天ポイントが貯まります。
以前は楽天カードと楽天ポイントカードが別となっていましたが、両方が一体となったので使い勝手がさらに良くなっています。
なお、楽天ポイントは、楽天証券で投資信託の購入にも使えます。預貯金の他にも資産を持ちたいけども、元本が目減りするのが不安という方は、楽天ポイントを使って投資信託を買うのも良いでしょう。ポイントを貯めても買い物で利用することがあまりない方にも、投資信託の購入は大きなメリットですね。
ポイント還元率が高く、ポイント消化もしやすいクレジットカードという視点で見ると、楽天カードはトップクラスと言えます。
楽天カードの情報 | |
国際ブランド |
|
年会費 | 無料 |
ポイント還元率 |
|
ポイント利用 | 1ポイント=1円で買い物に利用できます。 |
ポイント有効期限 | 最終利用月から1年 |
海外旅行傷害保険 | 事前に旅行代金などをカード決済する必要がある利用付帯
|
リンク | 楽天カードの詳細 |
とにかく貯まったポイントを消化しやすいという点では、楽天カードが最も優れたポイントカードですね。また、楽天ポイントは、他のポイントサービスとの相互交換も可能です。
JCB CARD W
JCB CARD Wは、39歳まで限定で作れるクレジットカードです。ポイント還元率は、常に2倍以上なので、多くのポイント獲得が可能です。
JCBのクレジットカードは、1,000円のカード利用に対してOki Dokiポイントが1ポイント貯まります。ところが、JCB CARD Wだと、1,000円ごとに2ポイント還元となります。Oki Dokiポイントは、1ポイントが約5円の価値なので、JCB CARD Wのポイント還元率は約1%と高率です。
ポイント還元率がアップするお店が盛りだくさん
JCBは、国内に多くの加盟店を有しており、その中にはポイント還元率がアップするお店もあります。
カード利用1,000円ごとにポイントが上乗せされる主な加盟店は、以下の通りです。
- Amazon.co.jp=+2ポイント
- セブンイレブン=+2ポイント
- ウェルシア・ハックドラッグ=+1ポイント
- ダックス=+1ポイント
- 出光昭和シェル=+1ポイント
- スターバックス=+9ポイント
- モスバーガー=+1ポイント
- 高島屋=+2ポイント
- ビックカメラ=+1ポイント
- コジマ=+1ポイント
- ソフマップ=+1ポイント
- JCBトラベル=+1ポイント以上
- 一休.com=+1ポイント
他のポイントに移行できる
JCB CARD Wの利用で貯まったOki Dokiポイントは、他のポイントへも移行できます。そのため、よく利用しているポイントがある場合には、Oki Dokiポイントを移行して効率的にポイントを消化できます。主なポイントの移行先は以下の通りです(Oki Dokiポイント1ポイント当たり)。
- 楽天ポイント=3ポイント
- nanacoポイント=5ポイント
- dポイント=4ポイント
- Pontaポイント(au)=4ポイント
- Pontaポイント=4ポイント
- WAONポイント=4ポイント
他に家電量販店のポイントや航空会社のマイルにも移行できますから、Oki Dokiポイントの消化に困ることはないでしょう。
JCB CARD Wの情報 | |
国際ブランド | JCB |
年会費 | 無料 |
ポイント還元率 | 1,000円ごとに2ポイント還元 |
ポイント利用 | 1ポイントを約5円換算で様々な商品と交換できます。他のポイントプログラムへのポイント移行もできます。 |
ポイント有効期限 | ポイント獲得月から2年 |
ショッピングガード保険 | 海外でのカード利用。 商品購入後90日間、100万円まで補償。 自己負担額は1万円。 |
海外旅行傷害保険 | 事前に旅行代金などをカード決済する必要がある利用付帯
|
リンク | JCB CARD Wの詳細 |
とにかくオールマイティーにポイントを貯めて使えるのが、JCB CARD Wの特徴です。ポイント高還元のクレジットカードの中では、JCB CARD Wが最も使いやすいですね。
年会費無料のクレジットカードを作りすぎない
年会費無料のクレジットカードは非常に魅力的です。
しかし、無料だからと言ってたくさんのクレジットカードを作るのは控えた方が良いです。なぜなら、クレジットカードを1枚持つごとに新たにクレジットカードを作る際の審査に通りにくくなるからです。
クレジットカードを持つことは、与信枠いっぱいまで借金をしているのと同じ状態だと考えてください。つまり、簡単に言うと与信枠50万円のクレジットカードを2枚持てば100万円、3枚持てば150万円の借金をしているのと同じなのです。
別にそのようなことは気にならないという方もいるかもしれません。
でも、今後、自分のライフスタイルにぴったりと合ったクレジットカードを見つけた時に多くのクレジットカードをすでに持っているために審査に通らなくなることだってあります。念願のゴールドカードを持とうと思った時に無料のカードの持ち過ぎで審査に通らないのは非常にもったいないことです。
このページで紹介しているクレジットカードは、日々の買い物でポイントを有効活用して節約することを目的に作りましょう。そういう目的で作るのですから、持つべきクレジットカードは、最も利用頻度が高いお店で、ポイントを貯めやすく消化しやすいカードに限定されます。普通に考えれば、1枚、多くても2枚までになるはずです。
ポイントサービスで節約目次
- ポイントサービスを利用して長期的に節約
- ポイントカードはよく買い物をするお店で作る
- ポイントカードを作る前に最低利用ポイントを確認しておく
- ポイントカードは有効期限が1年以上のものに限定する
- 共通ポイントサービスならポイントを無駄なく貯められて消化しやすい
- 家電量販店のポイントカードは持っていて損なし
- ポイントを1ヶ所のポイントサービスに集約する
- ポイントを電子マネーにチャージして節約
- ポイントカードは家族など複数人でポイントを貯められるものを優先的に利用する
- ポイント大幅還元の商品はポイントで買わない
- 節約のためにクレジットカードを作るならポイントを利用しやすいカードを選ぶ
- クレジットカードは大幅にポイントが還元されるときに使う
- ポイントを貯めやすく使いやすいお得で節約向きのクレジットカード