生命保険はコンサルティングセールスに惑わされず自分の意思で契約する

生命保険の勧誘は、電話営業が定番です。その他にも、訪問によるセールスなんかもありますね。

電話も訪問も、どちらも話を聴くのが面倒だなと思ったら、「間に合ってます」と一言返せば、最近ではすぐにあきらめてくれます。だから、保険の勧誘を断るのが苦手だと言う方は、まずは「間に合ってます」と相手に告げましょう。それでも、話を続けようとしてくる場合もありますが、もう一度「間に合ってます」と言えば、多くの場合、その時点で話を切り上げてくれます。

ただ、コンサルティングセールスは、少々厄介です。

友人や知人の紹介でやってくる

生命保険のコンサルティングセールスは、現在、加入している保険内容について、あれこれと無駄な特約を指摘し、「それらを削れば保険料がいくら安くなりますよ」という形で、自社の保険に勧誘する営業手法です。

コンサルティングセールスが厄介なのは、友人や知人の紹介で電話をかけてきて、実際に会って話がしたいと言ってくる点です。

それを断ると、友人や知人に迷惑がかかりそうだなと思うから、話を聴くだけならいいかと承諾してしまいます。実際に話だけを聴いて、契約するのを断れればいいのですが、中には押しに負けて不必要な保険に加入してしまう人もいるはずです。

 

私も過去に一度、コンサルティングセールスを受けたことがあります。

そのきっかけとなったのは、友人が幹事となって催した飲み会に参加した時でした。出席者は10人弱で、その中に生命保険会社に働いている人が混ざっていたのです。彼は、出席者全員に名刺を配り、営業臭を振りまいていました。

何となく嫌な感じだなと思ったのですが、お酒が入ると、そういうことも気にならなくなり、ワイワイと楽しんで帰宅しました。

それから数日後、生命保険会社に勤める彼から電話がありました。内容は、保険について知っておいて欲しいことがあるから会って話がしたいというものです。電話で軽く話を聴いて断りたかったのですが、一度だけ会って話を聴いてほしいというものですから、渋々、後日カフェで話を聴くことにしました。飲み会を主催した幹事との人間関係を考えると、断りきれなかったのです。これが、コンサルティングセールス側の狙いでもあるのですが。

自宅まで行ってもいいと相手に言われましたが、自宅に来られるのは、こっちが迷惑なのでカフェで会うことにした次第です。

現在契約している保険の内容を質問してくる

コンサルティングセールスの彼とカフェで会い、社交儀礼的な世間話をした後、現在、私が加入している保険の内容を尋ねてきました。

おそらく、生保で働いている彼なら、ライバル会社の保険商品の内容を詳しく知っているはずです。そして、どの生保の保険に加入しているかを教えた後、その保険商品のデメリットを指摘して、自社保険への乗り換えを勧めようとするのでしょう。

案の定、話の流れは、契約内容のデメリットの指摘でした。紙に図や数字を書きながら、受取れる保険金に対して年間いくらの保険料を支払うのは割に合わないといったことを教えてきます。

ビジネスマン

その内容自体は勉強になる部分もあります。

でも、わざわざ会って話をしなければならない内容ではありません。電話でも十分だし、パンフレットでも作って飲み会の時に参加者に渡しても良さそうなものです。

彼は、友人として保険で損して欲しくないと言ってきました。確かに保険で損はしたくないです。だからと言って、すぐに彼の保険会社の商品に乗り換えるつもりもありません。

話が終わった後、彼にまた電話をしてもいいかと聞かれましたが、必要ないときっぱりと断って別れました。それ以来、彼とは会っていませんし、電話もかかってきません。

 

今思えば、その彼は営業目的で飲み会に参加したのでしょうね。飲み会の他の参加者にも連絡を取ってたようですから。

最近では、インターネットで保険商品を比較できたり、興味がある保険商品の資料を無料で申し込めます。自分から保険のことを調べた方が、納得して契約できます。資料を見ているうちに無駄な特約もわかるようになります。

なので、コンサルティングセールスの話を聴くくらいなら、保険会社のホームページを見たり、必要なら資料請求をする方がお金も時間も節約できますよ。

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