預金口座からお金を引き出す時、多くの人がATMを利用していると思います。
しかし、ATMは基本的に土日祝日に引出しでも振込でも使用する場合には手数料が発生します。だから、少しでも家計の節約を意識するのであれば、ATMの利用は平日の日中にすべきです。そして、今ではコンビニにもATMが設置されていますが、コンビニATMだといつ利用しても手数料を取られるので基本的に利用すべきではありません。
条件次第でコンビニATMの手数料も無料になる
ただし、コンビニATMでも、引出しや振込の際に手数料を取られないようにする方法があります。
それは、銀行が設定している条件を満たすことです。今では、多くの銀行で何らかの会員登録が行われています。そして、会員になった後に一定の条件を満たせば、コンビニATM手数料が無料になります。
例えば、会員登録後に預金口座を給与振込口座にする、クレジットカードの決済口座にする、住宅ローンやカードローンを利用する、一定額以上の残高を常に維持するなどの項目のうち1つでも満たすといった感じです。どの項目も、それほどハードルは高くありません。
ただ、コンビニATMの手数料が無料になると言っても、月間4回までなどの制約がありますから、いつでも手数料が無料になるわけではありません。
節約のためにはできるだけATMを利用しないこと
銀行ATMでもコンビニATMでも言えることですが、ATMの利用頻度が多くなるほど無駄遣いをするものです。
だから、できるだけATMを利用しない方が家計の節約になります。コンビニATMの手数料を無料にした場合、近所のコンビニで簡単にお金を降ろせるようになるので、かえって無駄遣いしてしまう可能性があります。コンビニATMだと手数料が発生するから利用しないという心の制約が外れてしまい、ついつい不必要にお金を降ろしてしまうのです。
そうならないようにするためにあえてコンビニATMの手数料が無料になるサービスを利用しないというのも1つの手です。
また、お金を引き出す曜日を決めておくことも節約に貢献します。
月曜日に1週間分のお金を引き出すと決めておけば、その週は、月曜日に引き出したお金でやりくりしなければなりません。1万円を引き出すと決めておけば、1週間1万円の生活になります。こういったちょっとした工夫でも意外と節約できるものです。気づけば、想像以上に預金残高が増えていたということもあります。
ATM手数料の節約のためにクレジットカードを使うのはどう?
コンビニATMの手数料を節約するためにクレジットカードを使うという意見も聞くことがあります。
でも、ATM手数料を節約することが目的になっている場合にクレジットカードを使うのは、あまりおすすめしません。なぜなら、ATM手数料の節約は、銀行ATMで日中に引出すことで節約できるからです。ATM手数料の節約のためにクレジットカードを使う前に日中にATMでお金を引出す努力が先です。
日中に銀行ATMを活用しやすくするために以下のような工夫をすると良いでしょう。
- 自宅や最寄駅近くにある銀行をメインバンクにする。
- 全国いろんな場所にあるゆうちょ銀行に口座を作る。
- 複数の銀行口座を持ち、給与振込を分散する。
また、地方銀行の場合は、特定の地域に密集して支店やATMが設置されていることが多いので、地元の地方銀行にも口座を持っておくと便利です。
自分が貯めたお金を使うのにATM手数料を取られるのはもったいないです。低金利の時代ですから、コンビニATMを使わないようにして少しでも節約したいですね。
現金がないけども、どうしても買い物をしなければならない場合には、クレジットカードを使って買い物をしましょう。その場合には、多くのポイントが貯まるクレジットカードを使って、少しでも節約を心がけてください。
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