固定費の削減は家計の大きな節約になる
家計の節約で避けて通れないのが、毎月支払っている、水道光熱費や通信料などの固定費の削減です。
日々の買い物でチラシをチェックしたり、ポイントを貯めたりするのと比較しても、その効果はとても大きく無視するわけにはいきません。むしろ、家計の節約の際には、真っ先に取り掛からなければならない項目が固定費なのです。
固定費の節約は未来にわたってずっと続く
固定費の削減が節約にとって重要な理由は、その効果が未来にわたって継続するからです。
極端な例でいうと、電力を一切使わない生活をすれば、それ以降、電気料金は一切発生しません。毎月、1万円の電気代を支払っているのなら、1年後には12万円の節約、10年後には120万円の節約になります。水道料金やガス料金も同じですね。
ただ、現代社会で、電気もガスも水も消費しない生活をするのは事実上不可能です。しかし、ここで知っておいてもらいたいのは、固定費を一度削減すると、節約額が大きく、将来にわたって効果が持続するということです。
しかも、一度、解約などの手続きをとれば、その後は一切手間をかけずに節約の効果が続きます。だから、その他の節約法と比較して時間の節約にもなります。
手続きを面倒がらずに
ただ、固定費の節約には多くの場合、何らかの手続きが必要になります。
電気を使わない生活をするのなら、電力会社に連絡をして解約の手続きをしなければなりません。生命保険を解約する場合も、保険会社に連絡をして解約の手続きをする必要があります。
携帯電話、月極駐車場、住宅ローンなど、毎月固定で支払っているものの多くは、必ずと言っていいほど解約の手続きを取らなければなりません。だから、多くの人が面倒がって放置してしまいます。そして、その手間を惜しむ代わりにチラシのチェックにさらに時間をかけて、少しでも安く買い物をしようとさらなる努力を重ねます。
こういった行動は、お金だけでなく時間も浪費することになります。だから、節約できる固定費を見つけた時には、すぐに行動に移して解約してしまいましょう。
契約のすべてを解約しなくても、オプションとして利用しているものだけを解約することもできます。だから、まずは、水道、ガス、電気、電話、保険などで、それらの一部のサービスだけを解約できるかどうかを確認してみましょう。
一度の手間で一生の節約。
これこそが固定費を削減する大きな利点なのです。
固定費を節約目次
- 固定費の削減は家計の大きな節約になる
- 電気料金のプランを見直して節約
- 電気代の節約には各電化製品の消費電力を把握すること
- 水道代の節約は日頃の取り組みが大事
- ガス代の節約はシャワーと給湯器から試す
- 携帯電話代やインターネット接続料などの通信費の節約の基本は解約
- スマホの料金プランを比較してスマホ代が安い通信会社に乗り換える
- 生命保険は死亡保障だけにして毎月の保険料を節約する
- 医療保険の特約を見直して節約する
- 自動車保険は対人・対物賠償責任保険を削って保険料を節約しない
- マイカーは固定費を増やすだけ。中古車買取ですぐに節約開始。
- カーシェアリングの料金比較。カーシェア利用は交通費の節約に優れている。
- リボルビング払いは節約の敵!クレジットカードは1回払いを選ぶべき。
- 住宅ローンの借り換えは長期的な支出を節約できるので検討すべき