レンジフードをノンフィルタのAirPROに買い替え。手入れが簡単で手間がかからなくなった。

先日、22年間使い続けたレンジフードを買い換えました。電源を入れると、ゴーゴーという音が出ていたので、そろそろ交換しないといけないなと思いながらも、それから3年以上は使い続けていました。

さすがに22年も使えば十分。そこで、FUJIOHのAirPROにレンジフードを交換しました。AirPROは、フィルタがついておらず掃除が非常に簡単です。それが、購入の決め手となりました。

整流板もオイルトレーも簡単に外せる

私が購入したAirPROは、LGR-3R-AP601という機種です。横幅が60cmのサイズしかキッチンに取り付けできないので、この機種にしました。他に横幅が75cmと90cmの製品もあります。

キッチンに設置したAirPROがこれ。

LGR-3R-AP601

 

正面にボタンが6つ付いていますが、基本的に運転ボタンを押せば良いだけです。あとは勝手に換気をしてくれます。

ボタン

音が静かですね。これまでのレンジフードとは比較になりません。照明も、蛍光灯のような色なので、調理している料理が見やすいです。

下側の整流板は、左右のボタンを押すと簡単に外れます。

整流板を外す

 

さらに中にあるオイルレーも簡単に外れます。

オイルトレー

整流板もオイルトレーも、台所用の中性洗剤で洗えますから、手入れに手間がかかりません。また、フィルタがないので、目詰まりすることもなく、換気の能力が弱くなることもありません。

フィルタがあるレンジフードだと、掃除に時間がかかるので、つい汚れを放置してしまい、そのせいで換気の能力が落ち、部屋中が臭いやすくなります。それに対して、AirPROだと、フィルタがないので掃除が楽。だから、汚れてきたなと思ったら、すぐに整流板やオイルトレーを外して、すぐに掃除ができます。

さらにファンもボタンを押せば外れるようになっているので、着脱が簡単です。説明書には、3ヶ月に1回程度の掃除をするように書いていましたが、設置してもらったガス屋さんの説明では、1年に1回くらいの掃除でも良いそうです。

油汚れが簡単に落とせる設計

パーツの着脱が簡単でも、擦っても擦っても、油汚れが落ちにくければ掃除に時間がかかってしまいます。

でも、AirPROには、油汚れを瞬間的に弾くハイパークリーンという表面処理がファンに施されているので、付着した油を遠心力で分離し、オイルトレーに落とします。これにより、ファンが油で汚れにくくなるので、ファンの掃除が楽にできます。

また、油汚れを弾き、浮かせた状態での拭き取りを可能にするファンシークリーンと呼ばれる加工もされています。これにより、一般的な材質に比べ、手入れにかかる手間と時間が軽減されるようです。そう言えば、整流板を外した時に本体がちょっと汚れていたので、布巾で拭き取りましたが、簡単に汚れが落ちました。

さらに水で油を浮かして洗える親水系コートという表面処理も施されています。親水系コートと油汚れの間に水が入り込んで、油を浮き上がらせる工夫になっているのだとか。ということは、水洗いでも油汚れをそれなりに落とせそうです。

試しに10日ほどAirPROを使用したところで、オイルトレーとファンを外してみました。どちらも油汚れが付着していましたが、オイルトレーは、ちょっと拭けばすぐにきれいになる程度でした。

ファンは、想像していたよりも油の付着が多かったですね。10日しか使っていないのに意外と汚れているものです。でも、掃除は簡単で油汚れをキッチンタオルで拭き取ればきれいになりました。もっと汚れていれば、台所用の中性洗剤を使う必要がありそうです。この汚れ具合だと、ファンは3ヶ月に1回は掃除したほうが良いですね。

さらに1ヶ月ほど使用した後で、オイルトレーとファンを外してみました。

オイルトレーは、滴るほどに油が付着しており、ファンも側面に無数についている薄くて細い羽根が茶色くなるほど油まみれでした。

それでも、オイルトレーは、不要な布で拭き取るだけできれいになりました。念のためにぬるま湯に溶かした中性洗剤も使って拭くと、油汚れが完全に消えました。

ファンも、布で拭くだけで油を取り除くことができましたが、羽の細かい部分は、綿棒や歯ブラシを使わないときれいに油汚れを除くことができませんでした。また、中性洗剤を溶いたぬるま湯の中に入れた後、布で拭きましたが、羽の細かい部分の油汚れは短時間の掃除では完全に取り除くのが難しかったです。

ファンの掃除があまりに面倒だと感じる場合は、清掃業者に依頼した方が良さそうですね。

ちなみに台所用の洗剤の中には、酸性やアルカリ性のものがありますので、掃除の前にしっかりと確認してください。AirPROの掃除の際は、中性洗剤を使う必要があります。台所用洗剤のキュキュットは中性洗剤ですが、キュキュットのクリア除菌は弱酸性なので、クリア除菌以外のキュキュットを使いましょう。

しっかりと汚れを落とすなら、ウタマロクリーナーの方がおすすめです。

標準使用期間は10年

AirPROの説明書を読んでいると、製品の標準使用期間は10年と書いてありました。おそらく、どのレンジフードも10年程度で交換するものなんでしょうね。私のように22年も使うのは例外中の例外なのでしょう。

少しでもレンジフードの寿命を延ばそうと思ったら、こまめに手入れをすることが大切です。その点、AirPROは、簡単に掃除ができる設計となっているので、こまめに手入れがしやすく、レンジフードを長持ちさせられそうです。

私が購入したLGR-3R-AP601は、約12万円でした。工事費は、同時に購入したビルトインガスコンロと合わせて約5万円です。レンジフードだけの工事だと2万5千円なのでしょうか。いくらか値引きもしてもらい、最終的にレンジフードとガスコンロ合わせて約30万円の出費となりました。なかなか痛い出費です。また、10年後に30万円の出費が発生することを考えると憂鬱になってきますね。

 

レンジフードを交換する場合は、どのサイズのレンジフードを取り付け可能かを確認しなければなりません。自分で、どのレンジフードを取り付け可能かわからない場合は、ガス屋さんに来てもらってキッチンを見てもらい、どの機種なら取り付けられるか説明を聞いた方が良いです。

レンジフードは、自分で取り付けることはほぼ不可能ですから、製品を注文したときは、工事も一緒に頼むようにしましょう。今お使いのレンジフードや換気扇をAirPROに交換したい場合は、ガス屋さんで注文する以外にも、フジオーショップで見積もりを取ることもできます。関東、関西、東海に在住の場合に限られますが、フジオーショップの公式サイトでAirPROの仕様を確認して、見積依頼すると良いでしょう。

また、フジオーショップなら、古いレンジフードを無料で下取りしてもらえますよ。

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