独身生活が長いほど節約が難しくなる

節約が得意な人もいれば苦手な人もいます。人は、まったく性格が同じということはないので、当たり前と言えば当たり前です。

でも、節約ができる人とできない人の違いは性格だけではありません。独身生活が長い人は、結婚して家庭を持っている方よりも、節約が苦手な傾向にあるようです。

一人暮らしだと自由に使えるお金が多い

独身の人は、家庭を持っている人よりも、自由に使えるお金がたくさんあります。収入が同じでも、1人分の生活費を賄えばよい独身者と家族全員の生活を維持しなければならない既婚者では、当然、お金に余裕があるのは前者です。

社会に出て、まだ時間がそれほど経っていない人の場合だと収入が少ないので、節約を意識します。でも、社会人経験が長くなると、それにともなって収入も増えることから、お金に余裕が出てきます。そうすると、今度は、少々無駄遣いをしてもお金に困らなくなりますよね。

このお金に困らなくなることが節約を難しくするのです。

毎月、ファッションにお金を使っても生活が破たんすることはありませんし、携帯電話を使いすぎても食費に困ることはありません。

ビジネスマン

そのような生活に慣れてしまうと、節約の意識が薄れていきますし、いざ節約をしようと思ってもなかなか実行できなくなります。

消費を煽る風潮に気をつけること

独身者が節約できない理由は他にもあります。

近年、景気が悪いことから頻繁に消費拡大が景気を好転させるといった言葉を聞くようになりました。既婚者の場合だと、給料で家族の生活費だけを賄うのも大変ですから、そのようなことを言われても無駄遣いをすることはそうそうありません。

しかし、独身者は、生活費に困ることがないので、消費拡大が良いことだと煽られると、ついつい買う必要のないものを買ってしまいます。また、後から無駄な買い物をしたと思っても、消費拡大に貢献したのだから悪いことではないと、自分に言い訳をすることもあるでしょう。

このようなことを繰り返していれば、やがて、ちょっとした支出に対して痛みを感じなくなります。自動販売機で缶コーヒーやペットボトルのお茶を買うことに対して、もったいないという気持ちが無くなっている方は要注意です。

自動販売機で売っている商品は、スーパーに行けば、かなり安くで購入できます。目の前に自動販売機があるのにスーパーまで買いに行くのは時間がもったいないという反論もあるでしょう。でも、その自動販売機での買い物が本当に必要なことかどうか、それを考えなくなってしまうことの方が問題なのです。

 

自由に使えるお金が多い人ほど節約が苦手なものです。

独身の方は、特に自由に使えるお金が多いので、将来の結婚生活のことを考えたら、今のうちから少しずつでも節約の癖をつけておいた方が良いですよ。まずは、スーパーの折り込みチラシを比較して、特売を確認することから始めましょう。

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