年度末が近づくと、多くのお店で決算売り尽くしセールが行われます。したがって、安くで買い物をするなら年度末を狙うのがミソです。
特に家電量販店では大規模な決算売り尽くしセールが実施されることが多いので、冷蔵庫や洗濯機などの大型家電を買い替えるなら3月がおすすめです。
なぜ年度末は安売りをするのか?
ところで年度末はなぜ安売りをするお店が多いのでしょうか?
これは多くの企業の決算日が3月末だからです。上場会社の場合、年度の始めに今年度の業績予想を発表します。売上がいくら、利益がいくらといった見込を投資家に知らせるのが目的です。
順調に売上と利益を積み上げていって、年度末にきっちりと業績予想の金額に持っていければ決算売り尽くしセールをしなくても良いのですが、予算の達成が難しそうだとなると、広告費をたくさん使って集客しなければなりません。それでも目標売上を達成できそうになければ安売りとなるわけです。
業績予想と実績がずれていても構わないじゃないかと思うかもしれませんが、企業の業績予想と実績が大きくずれていると、投資家はその企業の経営者の能力に疑問を持ちます。場合によっては解任といった事態に発展することもあります。自らが設定した予算を達成するための経営ができていないと判断されるからです。
だから、年度末は予算達成のタイムリミットが近づいているので、大安売りをして目標をクリアしようとする動機が働きやすいのです。
もはや決算売り尽くしは恒例
最近では、予算達成の有無に関係なく、どのお店も決算売り尽くしセールを実施しています。
もはや決算売り尽くしセールは年度末の恒例行事と言ってもいいでしょう。他店が決算売り尽くしセールをやってるのに自店は何もしないのでは、今後の集客や売上に影響しますから、企業としては予算を達成していてもやらざるを得ない状況なのだと思います。
特に家電量販店の場合は、新生活の始まりに合わせてテレビ、洗濯機、冷蔵庫などを売りたいでしょうから、年度末に手を抜くわけにはいきません。
せっかく新社会人や新入生のために家電を安売りしているのですから、そうでない場合でも、この機会を逃すのはもったいないです。
私も、よく利用する家電量販店から上得意様用の決算処分の案内がDMで届いたので、蛍光灯を買いに行きました。通常よりも15%割引で購入できたので消耗品代の節約ができましたよ。もっと高額な電化製品を買った方がお得なのですが、特に買い替えなければならない家電がなかったので蛍光灯だけしか買いませんでした。
また、季節商品の入れ替えが行われやすいのも年度末です。季節商品も入れ替え時には、3割引きや半額などで投げ売りされますから、来シーズンのために買っておくと良いですね。
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