食器洗いに洗剤が必要かを考える癖をつける

食後のお皿やコップなどの食器を洗う時、無意識に洗剤をスポンジにかけていませんか?

そういう方は、食器洗いには常に洗剤が必要だという思い込みがあります。食後の食器は汚い、特に油を使った料理を乗せたお皿は油汚れがひどいので洗剤を使わなければならない、そういった思い込みがあると、洗剤を使わなくても問題のない食器にまで洗剤を使ってしまいます。

習慣化されると思考が停止する

食器洗いに洗剤を使うというのは、ほとんど無意識に行っている行動です。この無意識の行動こそ、節約の妨げとなります。

食器でも、水を飲んだだけのコップ、お味噌汁を入れたお椀、サラダを盛っただけのお皿、これらは洗剤を使わなくても、ぬるま湯を使って洗えば問題ありません。また、揚げ物を乗せたお皿なんかも熱湯をかければ洗剤なしで、きれいに洗うことができます。

このようなことは、一度、水だけで洗って汚れが落ちるかどうかを試してみればわかることです。でも、ほとんどの人が、何も考えずにスポンジに洗剤を付けて食器を洗っているから気づかないんですね。

習慣となっている行動は、思考を停止させます。食器洗いの習慣がまさにそうです。

水やお湯だけできれいになるものから洗う

食器洗いの際は、水を飲んだコップ、サラダを盛ったお皿、お味噌汁を入れたお椀など、水やお湯できれいに洗えるものから先に洗ってしまいましょう。

その後で、野菜炒めを乗せたお皿のように油がお皿全体に付いているような食器を洗います。

そして、フライパンのように最も油汚れがひどいものを最後に洗います。

キッチン

つまり、油汚れの少ない食器を先、油汚れのひどい食器を後で洗うということですね。この順番で食器を洗えば、最初からスポンジに洗剤を付けなくて済みます。

水やお湯で洗えるものを先に洗います。そして、水やお湯だけできれいに洗えるかどうか微妙な食器を洗ってみて、汚れが落ちないと判断した時に初めて洗剤をスポンジにかけるのです。このように水やお湯だけできれいにできるかどうかを試す癖を付ければ、洗剤の消費量を抑えることができます。

主婦湿疹の予防のためにナイロン手袋を使う

洗剤の使用量を減らすことは、主婦湿疹と呼ばれる水仕事で起こる手荒れの予防にもつながります。

主婦湿疹と言われていますが、その原因は洗剤によるお肌のダメージです。洗剤荒れと呼ぶべき症状なのですが、このような名称にするといろいろと不都合があるのでしょう。

食器洗い時に多くの洗剤を使って手荒れし、それを治すためにハンドクリームや軟膏を塗るのは健康のことを考えると避けたいですよね。当然、洗剤代と薬代が多くかかるので節約という面でもマイナスです。

水仕事をする時には、洗剤を減らすことも大切ですが、手を水、お湯、洗剤にさらさないことも重要です。そのためには、水仕事の時は必ずナイロン手袋を使うようにしましょう。100円ショップに行けば、70枚入りの使い捨てナイロン手袋が売っています。洗濯の時に使う分厚い手袋を食器洗い時に使用するのも良いでしょう。

食器洗いの最初に必ずスポンジに洗剤をかけている方は、まず、洗剤なしで水やお湯だけで食器がきれいになるかどうか試すようにしましょう。そうすることで、家計の節約になるばかりか、お肌の健康の維持にもつながりますよ。

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