新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、全国に緊急事態宣言が出されました。
これにより、仕事が激減し家計に大きな打撃を受けた方も多いと思います。収入が増えない以上は、支出を減らす、つまり節約に力を入れざるを得ません。特に食費は常にかかりますから、できるだけ安く食材を買う努力をする必要があります。
ところが、多くのスーパーがチラシを自粛し、しかも、決まった曜日での特売もしなくなってきているので、食費の節約まで難しくなっています。これではダブルパンチで、家計がますます厳しくなります。
でも、あきらめないでください。チラシが自粛されても、やりようによっては食費の節約は可能です。
よく利用しているスーパーの特売日を思い出す
スーパーでは、決まった曜日での特売を自粛している場合がありますが、必ずしも全商品が通常の値段で販売されているわけではありません。
例えば、金曜日に肉類の安売りを行っていたスーパーであれば、チラシを自粛していても金曜日に肉類が安売りされていることがよくあります。
私は、緊急時代宣言が出されてからも、2日に1回の頻度でスーパーに買い物に行っています。スーパーの値札を見て歩いていると、安売りされていない商品が目立つものの、中にはチラシ自粛前と同じ曜日に安売りされている商品があることに気づきました。私がよく利用するスーパーでは、鶏のササミは全く安売りされる気配がありませんが、豚ロースはチラシ自粛前の特売日と同じ曜日に安売りされることが多いです。
また、チラシを火曜日、木曜日、土曜日に出していたスーパーであれば、この曜日にチラシ自粛後も安売りされやすい傾向にあります。よく利用するスーパーが何曜日にチラシを出していたかを思いだして、買い物に行けば、安くなっている可能性が高いと思いますよ。
相場を確認する
チラシが無くなった今、商品の相場に精通している人ほど、食費の節約ができます。
この前、キャベツを買いに行ったところ、1玉が398円でした。この値段が、安いか、高いか、相場通りかを判断できないことには、食費の節約は難しいです。私は、キャベツは128円から158円で買うことが多かったので、この値段だと手を出しません。キャベツが値上がりしていることもあるでしょうが、198円から258円じゃなければ見送りですね。
じゃあ、相場を知っていなければ食費を節約できないのかと聞かれそうですが、結論はその通りです。
でも、今、相場を知らなくても問題ありません。買い物に行った時にとりあえず食材だけでも値札をチェックしておけば、次からの買い物で、その情報が生きてきます。
いつスーパーに行っても、値段が変わっていない食材は、おそらく、これからも安売りされることはないでしょう。その食材の値段が高いと思ったら、しばらくは買わないことです。
反対に値動きが激しい食材は、安売りされやすいと考えられます。この場合も、レシートを残しておいて、値段をいつでも確認できるようにしておくと良いでしょう。そして、次の買い物の際には、そのレシートの値段で売られていなければ買うのを控えます。
レシートは商品の価格表のようなものですから、捨てずに残しておきましょう。
プロテインやサプリメントも活用する
食事の目的は、心身の健康を維持するために必要な栄養素を補給することにあります。その目的を達成した上で、美味しく、楽しく食事ができれば申し分ありません。
緊急事態宣言が出されている状況下では、必要な食材を安くで買えないことがあります。だからと言って、無理して高い値段で買っていると、家計が破綻してしまいます。
栄養素の中でも、特に重要なのは、タンパク質、ビタミン、ミネラルです。これらの栄養素は、どのような状況でも、しっかり補給する必要があります。
だから、非常事態には、プロテイン、マルチビタミンやマルチミネラルのサプリメントも有効に活用したいです。
プロテインは、1食分で15グラムのタンパク質を補給できる商品が主流です。牛肉100グラムや豚肉100グラムに含まれているタンパク質量とほぼ同じです。プロテインは、1食が80円から100円程度です。肉類の値段があまりに高い場合には、プロテインも併用した方が食費の節約になります。
また、野菜が高騰している場合には、マルチビタミンやマルチミネラルのサプリメントを併用しましょう。マルチビタミンは1日分が約10円、マルチミネラルは1日分が約15円です。
プロテインやサプリメントを使いたくないと言う方もいらっしゃると思います。その気持ちはよくわかります。普段の食事で、しっかりと栄養素を補給できるのが理想です。
でも、緊急事態宣言が出ている状況下では、急場をしのぐためにプロテインやサプリメントの活用も視野に入れておいた方が、食費の節約手段が増えますよ。
ここで紹介した食費の節約法は、その他の緊急事態にも生かすことができます。
どうにかこうにか工夫して、緊急事態を乗り切りましょう。
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