野菜が高騰している時は買う必要なし。食費の節約は卵料理がおすすめ。

家計の中で、大きな割合を占めるのが食費です。

少しでも食費を抑えようと食べる量を減らすと、栄養不足から身体に様々な不都合が生じますから、しっかりと食べなければなりません。でも、食品、特に生鮮商品は時期によって価格が大きく変動するので、高騰している時には買い控えたくなります。

肉や魚は、栄養価が高いので少々値段が高くても買う必要はありますが、野菜は栄養価が低いので高騰している時は控えても問題ありません。

冬場の野菜は価格が安定しない

野菜は、特に冬場の値段が安定しないように思います。

私が住んでいる地域のスーパーでは、ブロッコリーが通常は198円で売られており、安売りの時は158円か128円になります。それが、冬になると普段は298円、安売りで198円か158円と割高になることがあります。

ブロッコリー

白菜やレタスも冬場は価格が安定しないですね。

白菜は、安い時は1玉が128円や158円なのですが、高い時は4分の1で98円もします。これだけ価格が大きく変動すると、野菜を常に食べ続けるのが難しくなります。

それでも野菜を食べるべきかと言えば、そんなことはありません。そもそも野菜は低栄養な食品なので、毎日一定量以上を食べなければならないということはないです。むしろ、栄養価の高い肉、魚、特に卵をしっかりと食べるべきです。

植物の細胞はセルロースでできた細胞壁で覆われているのですが、人間は、セルロースを分解する消化酵素セルラーゼを持っていません。それなのに野菜ばかりを食べていたのでは、栄養不足になるのは当たり前です。例え野菜が高栄養な食材だったとしても、セルラーゼを持たない人間がどれだけ栄養を補給できるのか疑問です。

また、野菜にはビタミンB₁₂が含まれていないので、動物性タンパク質を食べなければ貧血などのビタミンB₁₂欠乏症になってしまいます。テレビの健康番組では、野菜をたくさん食べるように紹介されることが多いですが、野菜の食べ過ぎはかえって栄養不足を招くので、ほどほどにしましょう。

卵は安くて高栄養

卵は完全栄養と言われているようにビタミンC以外の栄養素がすべて含まれています。タンパク質も良質なので、大豆食品よりも優秀なタンパク源です。

おまけに値段も安いのが卵の良いところです。

鶏卵は10個パックが通常は198円で売られていることが多いのですが、安売りになると128円や108円になります。しかも、私が住んでいる地域では、不思議なことに野菜の価格が高騰している時期は、鶏卵の価格が下がります。安売りで98円や89円です。

低栄養な野菜の値段が高く、高栄養な卵の値段が下がっているのですから、しっかり栄養補給しながら食費を節約するためには卵料理を食べる頻度を増やすのがおすすめです。

野菜はビタミンC補給を目的に

卵では摂取できないビタミンCは、野菜を食べて補給する必要があります。ブロッコリーには比較的多くのビタミンCが含まれているので、ビタミンC補給におすすめの野菜なのですが、値段が高騰している時は無理して食べる必要はありません。その他の野菜でビタミンCの補給を心がけましょう。

また、ビタミンCは、ドラッグストアでサプリメントが安くで売っています。60日分が400円程度です。1粒で300mg~500mg摂取できるものが主流ですね。1日に約100mgのビタミンCを摂取した方が良いとされているので、1粒飲めば十分です。

サプリメントで栄養補給することに抵抗を感じる人も多いと思いますが、ビタミンCは天然でも合成でも質に差はありませんから、それほど気にする必要はありません。むしろ、ビタミンC補給のために高い野菜を買い、肉や魚介類など栄養豊富な食品を控える方が不健康の元です。

卵に関しても、以前は食べ過ぎると血中コレステロールが増えると言われていましたが、現在は否定されています。卵は1日1個までしかダメというのは迷信です。毎食1個食べても問題ありません。

上の記事でも書きましたが、食費を節約するためには栄養価の高い食品を買うことが大事です。野菜のように栄養価の低い食品は、安売りしている時に買えば十分です。

また、人間にとって最も重要な栄養素はタンパク質ですから、まずはしっかりとタンパク質を補給することを考えましょう。その点、卵は、良質なタンパク源ですから、真っ先に食べたい食品です。

しっかりとタンパク質を補給しながら、食費を節約したい場合には、プロテインの活用も考えましょう。プロテインは、1食当たり約15グラムのタンパク質が補給できます。1食80円程度ですから、食費の節約と栄養補給の両方に貢献してくれる便利な食品ですよ。

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