家計の節約に手作りは有効な手段となります。
既製品を買ってくるよりも、原材料を購入して自作すれば、大概のものは買うよりも安くつきます。でも、手作りの手間まで考慮すると、果たして節約できたと言えるでしょうか?
節約するときには、いかに支出を抑えるかということばかり気にして、時間の節約を忘れてしまうことがよくあるので注意が必要です。
手作りで節約するなら手間のかからないものから始める
手作りで節約を考える場合、まずは手間のかからないものから手を出していきましょう。コーヒー、麦茶、ヨーグルトなどは、大した手間をかけずに作れますから、簡単に節約できます。
コーヒーは、缶コーヒーやペットボトルに入った物を購入しているのであれば、豆やインスタントコーヒーを買ってきて自作した方が安上がりです。900mlのペットボトルに入ったコーヒーだと特売で80円程度で販売されています。これは、かなり安く思えますが、高めのインスタントコーヒーを使って同量のコーヒーを作っても50円程度にしかなりません。缶コーヒーと比較すれば、はるかに安くで作れますね。
麦茶も同様です。2Lのペットボトルのお茶は特売で100円ほどで手に入ります。でも、麦茶の茶葉は安いものだと30パックが100円程度で買えるので、2Lの麦茶が水道代やガス代を入れても10円程度で作れます。
ヨーグルトも牛乳に市販のヨーグルトを加えれば自作できます。牛乳9に対して市販のヨーグルト1の割合で混ぜて6時間以上待てば完成です。待ち時間は長いですが、手間は牛乳とヨーグルトを混ぜるだけなので3分もかかりません。
他にサラダなんかもスーパーの総菜コーナーで買うよりも野菜を買ってきた方が安上がりです。見栄えを良くしようと思わなければ、レタスなどの葉野菜は手でちぎって適当な大きさにしてお皿に盛るだけですから、それほど労力はかかりませんね。
ハムやベーコンは買った方が良い
反対に手作りすると手間がかかるものは、市販のものを買った方が良いでしょう。例えば、ハム、ベーコン、ウインナーなどの食肉加工食品は、自作しようと思えばできないことはないのですが、手間がかかりすぎますし、節約額もそれほど多いわけではありません。下手をすると、買ってきた方が安い場合もありますから、手を出さない方が無難です。
私も以前にベーコンを自作してみようと、本を買ってきて作り方を勉強したのですが、材料代だけで安売りされている時の市販のベーコンの値段と同じくらいかかることがわかったので、作るのをやめました。
ハムやウインナーも、同様の理由から手作りをしませんでした。
他にチャレンジしたものに納豆があります。納豆は、乾燥大豆を買ってきて3時間ほど煮た後、市販の納豆を少し加えて、温度を40度に保って丸1日待てば完成します。納豆の場合は、1kgを700円ほどで買えれば市販の納豆よりも安くなる計算ですが、大豆を煮る時間が長いこと、発酵に失敗する頻度が多かったことから、現在は手作りしていません。節約の理想としては、大豆1kgを500円程度で買うことですね。人によっては、納豆は自作の方が安上がりになると思います。
とりあえず、普段、よく買う物を思い浮かべて、手作りできそうかどうかを検討してください。そして、手間がかからない物なら自作すると良いでしょう。
でも、手間がかかりすぎるもの、節約できても買った時と支出額に差があまりないものは自作しない方が良いですね。
ただ、手作りを始めると楽しくなるので、それほど節約効果がなくても趣味として楽しめるのなら、手間がかかる手作りもありでしょう。
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