扇風機はエアコンの消費電力の10分の1

夏の暑い日は、どうしてもクーラーを使いたくなります。部屋の温度が30度を超えるほど暑い日は無理せずにクーラーを使って室内を冷やした方が良いでしょう。節約のためとは言え、節電して熱中症などで体調を崩す方が、いろいろと損失が多いですからね。

でも、エアコンは電気代が他の電化製品と比較して多くかかるので、できることなら使用する機会を減らしたいです。そこで真夏に積極的に使うことをおすすめしたいのが扇風機です。

消費電力45ワット

私の自宅にある扇風機の消費電力を確認したところ、45ワットでした。

1時間の使用でたったの45ワットしか消費しないので、一般的なクーラーの1割程度の消費電力しかありません。2022年6月の東京電力の従量電灯Bの契約プランだと1kWh(1,000ワット/時間)の料金が19円88銭~30円57銭ですので、扇風機1時間の使用でかかる電気料金は87銭~1円38銭です。したがって、扇風機1時間の利用でかかる電気代は約1円と覚えておけば良いですね。

扇風機

一方、消費電力450ワットのエアコンを1時間使えば8円94銭~13円76銭かかります。1日10時間使えば90円~138円、30日で2,700円~4,140円の電気代がかかります。

扇風機なら1台でエアコンの10分の1の電気代しかかかりませんから、2台、3台と複数の扇風機を併用してもエアコンの使用と比較したら微々たるものです。

扇風機に体を近づければ十分涼しくなる

扇風機に対する悲観的な声に涼しくないといったものがあります。でも、これは普段扇風機を使わない方がイメージでそう言っているだけです。

実際に扇風機を使ってみれば、風が体に当たるだけでも十分に涼めるとわかります。さらに扇風機に体を近づけて、強い風に当たれば寒くなるほど体を冷やせます。

最近は、携帯扇風機もあり、手に持ったり、机に置いたりして使うことができます。携帯扇風機はさらに電気代が安いので、まだ持っていない方は買っておいても良いですね。

室内が暑くなってきら短時間だけクーラーを入れて冷やすのも良いですが、扇風機を複数台同時に使用して、室内の熱気を外に出すだけでも意外と室内の温度が下がります。また、クーラーの温度を高めに設定し、扇風機を同時に回すことでも快適な室温にすることはできます。

 

クーラーを使う前にまずは扇風機を使ってみましょう。凍らせたペットボトルを近くに置けば冷風を送ることができますから試してください。それでも室内の温度が下がらない、暑くて我慢できないという場合にクーラーを使いましょう。

また、夏場は日中に窓から日差しが入って来ないようにカーテンを閉めるのも有効です。日差しが部屋に入るだけでも、簡単に室温は上がりますから、できるだけ室温を上げないようにするために日中もカーテンを閉めておきましょう。

たったこれだけのことでも、夏場の1ヶ月の電気料金が1,000円程度は節約できますよ。

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