クレジットカードの不正利用は補償されるけど社会的損失が発生している

2018年7月13日


クレジットカードは不正利用されても、手続きをすれば補償されます。

しかし、必ずしも不正利用による損害が補償されるとは限りませんし、カード会社とのやり取りにも時間を取られてしまうので、クレジットカードの管理はしっかりとしておきましょう。でも、そうは言っても、不正利用は補償されるし、自分はトラブルに巻き込まれないから大丈夫と思っている人は多いです。

クレジットカードの不正利用による損失は他人事ではない

クレジットカードの管理をしっかりしている人ほど、クレジットカードを持つことやクレジットカードで買い物をすることで余計なお金を支出していることは意外と知られていません。

クレジットカードをしっかり管理していれば、不正利用されないし、几帳面な人はカードの使い過ぎをしないから、余計な支出は発生しないと思うでしょう。

でも、そんなことはありません。

クレジットカードは、与信サービスです。つまり、一時的とは言え、消費者がカード払いしたお金は、カード会社が加盟店に立て替えます。これは、短期的にカードの利用者が借金をしているのと同じなのです。

カード会社は、立て替え払いしたお金を消費者から利息を上乗せして回収できなければ損をします。場合によっては破産ということにもなりかねません。

通貨

だから、破産するリスクを減らすためにカード会社は、一定割合で立て替え払いしたお金が返ってこないものと想定し、年会費を高めに設定したり、加盟店手数料を多く請求するようにしています。

つまり、クレジットカードで買い物をした代金を真面目に預金口座を介してカード会社に支払っている人は、本来払う必要のない年会費を払わされていることになります。年会費無料のクレジットカードだとしても、加盟店手数料が高く設定されているので、加盟店は商品の販売価格に当該手数料を上乗せしているので、やはり、クレジットカードの管理がしっかりしている人ほど、余計な費用を負担させられていることになります。

カード盗難保険付帯だからと言って安心しない

このようにカード会社は、一定割合でクレジットカードでの買い物代金を支払わなかったり、しっかりと管理をしていなかったために不正利用されたりした時に備えて、消費者や加盟店から余分な手数料を取っています。

当然、買い物代金を踏み倒す人や不正利用される人が多くなればなるほど、年会費や加盟店手数料は上がっていきます。

これは、社会的な損失の拡大です。

よくインターネット上で、クレジットカードはカード盗難保険が付帯しているから不正利用されても安全だと発言している人がいますが、そういう人たちは、こういった社会的損失を理解していない人たちです。

もちろん、クレジットカードを盗んで不正利用する人が一番悪いですし、カードの裏面に記載されているサインと筆跡が同じかどうかを確認せずに商品を売る加盟店にも問題はあります。

でも、誰が最も悪いのかという問題と不正利用された金額を補償してもらえるかといった問題は別物です。

クレジットカードが不正利用されてもカード盗難保険があるので安心ということではないですし、そのような保険が付帯しているから年会費や加盟店手数料が割高になっているということを理解して、クレジットカードはしっかりと管理しないといけませんね。