先日、近所にドラッグストアがオープンしました。
新規開店ということで、そのお店のチラシが新聞の朝刊に入っていたので、さっそくチェックしました。
当然のことながら、開店したばかりということでオープニングセールをやっており、どの商品もかなり安い価格で販売されていました。中には、他のスーパーと変わらない値段のものもありますが、全体的に他のスーパーよりも安いですね。
そのドラッグストアは、ディスカウントのお店で、いつ行っても商品は安い値段設定になっているようです。なぜ、安くできるのかを知りたくて、そのドラッグストアのホームページを見たところ、クレジットカードや電子マネーを使えないことが理由のようです。
無駄な手数料を払わないから価格を安くできる
お客さんが、クレジットカード払いで商品を購入した場合、その決済手数料はお店が負担するのが一般的です。1回の買い物金額の数%がクレジットカードの手数料となります。
クレジットカードが利用できるお店では、その手数料を店側が負担しているとは言っても、実際にはその分だけ商品価格に上乗せされているので、事実上は客側が負担しているのと同じです。すべてのお客さんが、クレジットカード払いをするわけではないので、全商品にクレジットカードの手数料と同じ料率同じ金額だけ上乗せしていることはないでしょう。
また、電子マネーが使える場合でも、レジに専用の端末を取り付けなければならないので、その分の費用が商品価格に上乗せされます。これは、クレジットカードの場合も同じですね。
つまり、クレジットカードや電子マネーが使えるお店では、手数料や設備投資にかかった費用を商品価格に転嫁しなければならないので、割高になってしまうのです。
ポイントカードも特売もなし
他にも、そのドラッグストアでは、商品価格を安くするためにポイントカードも導入していません。
ドラッグストアでは、ポイントサービスが当たり前となっています。でも、ポイントカードも、1回の買い物で1%や0.5%程度しか還元されないので、消費者にとってはそれほど大きな節約とはなりません。むしろ、ポイントサービスの導入や維持のためにかかる費用が商品価格に転嫁されるわけですから、よくよく考えてみると、割高になりやすいんですよね。
さらにそのドラッグストアでは、特売も一切ないそうです。
特売をしないのなら、頻繁に新聞にチラシを入れなくてもいいので、広告宣伝費も他のドラッグストアよりもかかっていないはずです。そして、節約できた広告宣伝費分だけ商品価格を安くできるので、他のお店よりも価格面で優位性を訴求できるわけですね。
ただ、まったく特売をしないわけではないようで、たまに普段の価格よりも安くで販売する商品があります。客離れを防ぐためには、定期的に安売りをした方が良いのでしょうね。
こういったお店は、近所に他にもあります。やはり、いつ行っても商品価格が他のお店よりも安いです。
ただ、特売を行わないので、他のスーパーの特売品の価格よりかは商品の値段が高くなる傾向にあります。この辺りは、他のスーパーの折り込みチラシをチェックして、どちらが安いかを見極めたいですね。
とりあえず、クレジットカードも電子マネーも使えない、ポイントサービスもない、特売もしないといった小売店は、全体的に商品価格が安くなる傾向にあることを知っておくと、買い物での節約の幅が広がりますよ。近所のスーパーやドラッグストアが全部クレジットカード払いや電子マネーに対応している場合は、ポイントが貯まりやすい節約向きのクレジットカードを作っておきましょう。
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