オーストラリア産牛肉の関税引き下げが始まる


新聞を読んでいると、2015年1月15日から日本とオーストラリアの経済連携協定(EPA)が発効し、オーストラリアからの輸入品の関税が引き下げられるようです。

対象となっている品目は、牛肉、ワイン、ミナミマグロなどいくつかありますが、この中でわれわれ消費者の家計の節約にとって、最も良い影響がありそうなのが牛肉ですね。

冷蔵肉は15年、冷凍肉は18年で段階的に関税引き下げ

これまでのオーストラリア産牛肉の関税は38.5%でした。それが、冷蔵肉は15年目に23.5%、冷凍肉は18年目に19.5%に段階的に引き下げられていきます。

冷凍肉はこれまでの関税の約半分ほどとなるので、小売価格が大幅に下がることが期待できます。ただ、18年かけて段階的に引き下げるので、すぐには安くならないでしょうが。

それでも、2015年は冷蔵肉が31.5%、冷凍肉が28.5%に関税が引き下げられるので、オージービーフの小売価格が、これまでよりも安くなるはずです。

どの程度スーパーがオーストラリア産牛肉を安くするのかはわかりませんが、関税の引き下げ幅と同じくらい小売価格も下がるとすると、消費税分くらいは安くなるのかもしれませんね。

そうなれば、ちょっと贅沢してオージービーフのステーキを食べられる機会も増えそうですし、普段の買い物でも食費の節約にオージービーフが活躍してくれそうです。

ステーキ

 

なお、オーストラリア産牛肉の関税率は、以下のように下がっていきます。

冷蔵 冷凍
2015年1月15日 32.5% 30.5%
2015年4月1日 31.5% 28.5%
2016年4月1日 30.5% 27.5%
2017年4月1日 29.9% 27.2%
2018年4月1日 29.3% 26.9%
2019年4月1日 28.8% 26.7%
2020年4月1日 28.2% 26.4%
2021年4月1日 27.6% 26.1%
2022年4月1日 27.0% 25.8%
2023年4月1日 26.4% 25.6%
2024年4月1日 25.8% 25.3%
2025年4月1日 25.3% 25.0%
2026年4月1日 24.7% 24.1%
2027年4月1日 24.1% 23.2%
2028年4月1日 23.5% 22.3%
2029年4月1日 23.5% 21.3%
2030年4月1日 23.5% 20.4%
2031年4月1日以降 23.5% 19.5%

為替相場の影響もある

ただ、関税を引き下げたからといっても為替相場が対オーストラリアドルに対して円安になると、小売価格が下がらない可能性があります。

この記事を書いている2015年1月15日時点では、1オーストラリアドルが95.50円で、1年前に比べると5円ほど円安になっています。このまま円安が続くことがあれば、関税引き下げの良い影響が円安による物価上昇と相殺されて、小売価格に変化なしといった事態になるかもしれません。

為替相場の変動は、どうなるのか予見するのが難しいので、今後円安になるのか円高になるのかわかりません。ただ、仮に円安方向に動いたとしても、オーストラリア産牛肉の関税が15年から18年かけて引き下げられるので、長い目で見れば今まで以上に小売価格が上昇することはないとは思います。

また、オーストラリア産牛肉の輸入量が大幅に増えると、上限を上回る輸入量に対しては元の38.5%の高い関税率が適用されるセーフガードも導入されたので、あまりにオージービーフの人気が出過ぎると、小売価格が高くなる懸念もあります。

 

セーフガードや為替相場は気になるところですが、とりあえず、今までよりも安い価格でオーストラリア産牛肉を買う機会が増えそうです。

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