折り込みチラシは税込価格と税抜き価格(本体価格)の表示の違いに注意する

スーパーの折り込みチラシを見ていると、商品の値段が税込価格の場合もあれば、税抜き価格の場合もあります。また、税抜き価格は、本体価格とか税別とかいった表示の仕方をしているお店もありますね。

税込価格は消費税が上乗せされた金額。一方の税抜き価格は消費税を上乗せする前の価格、すわなち、その商品本体の価格を意味します。

折り込みチラシを比較している時、税込価格なのか税抜き価格なのか、どちらで表示しているのかについて、しっかりとチェックしておかなければ、誤った選択をしてしまう危険があるので、注意が必要です。なお、2021年4月1日から店頭表示価格は、税込価格に統一されます。

税抜き価格に消費税を上乗せすることを忘れない

下の写真に写っているのは、税込価格で表示しているチラシです。

税込価格

買い物をする時は、このように税込価格になっていた方が計算がしやすいので助かりますね。

 

一方、下の写真は税抜き価格で表示しているチラシです。

本体価格

本体価格が398円なので、これに消費税率8%を上乗せした430円が実際にレジで支払う値段になります。このチラシの場合は、参考税込価格430円と記載してくれているので、支払額がいくらになるかわかりやすいですね。

でも、チラシの中には税抜き価格だけを表示しているものもあるので、実際にレジでいくら支払わなければならないか、自分で計算しないとわからない場合があります。チラシで見た時には安いと思っても、レジでお金を払った時に高いと感じることがあるのは、チラシが税抜き価格で表示されていることが理由です。

商品を1個だけ買うのなら、税抜き表示でも、すぐに計算して税込み価格を把握できます。しかし、たくさんの商品を買う場合には、税込みでいくら払わなければならないのか、計算が難しくなるので注意が必要です。

税込価格のチラシと税抜き価格のチラシの比較

税込価格で表示しているチラシと税抜き価格で表示しているチラシの比較も面倒ですよね。

全てのチラシが税込価格ならわかりやすいのですが、消費税率が10%に引き上げられるまでは、税込のチラシと税抜きのチラシが入り乱れることでしょう。

両者の価格を比較する時、税込価格か税抜き価格のどちらかに合わせる必要があります。税込でも税抜きでも、正しく計算できればどちらの金額で比較しても問題ありません。ただ、私は税込価格に統一して比較することをおすすめします。

なぜなら、最終的にレジで支払う金額は、税込価格だからです。

買い物での節約は、どれだけの支出になるかを事前に計算しておくことが大切です。これは、言い方を変えると、買い物予算をいくらまでと決めるということです。家計の節約は、1ヶ月の支出をいくらまでにするかを決めて、その範囲内でお金のやりくりをしなければ実現できません。もしも税抜き価格で折り込みチラシの比較をしていたら、実際の買い物金額が消費税分だけオーバーしてしまいます。

これでは、安売りの時に買い物をしているのに月末になるとお金が残っていないといった事態が発生しやすくなります。そうならないようにするためには、折り込みチラシの比較の段階で税込価格で商品の比較をし、税込の買い物予定額を計算しておかなければなりません。

また、税込価格を計算する癖をつけておけば、レジに表示された合計金額に驚かなくても済むようになります。税抜き価格で2,000円以内に収まるように商品を買い物かごに入れたのにレジに持っていったら2,000円を超えていたなんてことはよくあることです。そういったことが何度も続くと、いつの間にか1ヶ月の予算を超えてしまうので、買い物の前には税込価格がいくらになるのか、しっかりと計算しておくようにしましょう。

ちなみに税込価格の計算は、ちょっとした頭の体操にもなりますから、わざわざ脳トレをしなくても頭を鍛えることができますよ。

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