家計の節約を心がけていると、クレジットカードで買い物する機会が少なくなります。理由は単純で、クレジットカードが使えるお店ほど値段が高いからです。
特にこの傾向はスーパーで顕著ですね。クレジットカードを使えるスーパーは、クレジットカードが使えないスーパーよりも1割程度は値段が高いです。クレジットカードで買い物をしてもらえるポイントが1%ほどですから、クレジットカードを使えないスーパーの方が買い物代を圧倒的に節約できます。
でも、必ずしもクレジットカードを使わない方が節約になるとは限りません。例えば、ファミリーレストランのような外食チェーンだと、クレジットカードを利用した方が、飲食代が節約できる場合があります。
外食チェーン店は価格が統一されている
全国にチェーン展開しているファミリーレストラン、居酒屋、カフェ、回転寿司などの外食店の場合、どこのお店でも値段が統一されています。クレジットカードで支払おうと現金で支払おうと飲食代は同じです。
こういうお店では、ポイントが貯まるクレジットカードを使って飲食代を支払った方が得ですね。
特に家族で外食すると、飲食代が結構な金額になりますから貯まるポイントも高額になりやすいです。また、チェーン展開しているファミリーレストランや居酒屋は、メニューの価格も比較的安くなっていますから、たくさん食べても大きな出費になりにくいのも良いところです。
外食の支払いに使うクレジットカードは、どんなものでも構いませんが、少しでも節約しようと思うなら年会費が無料でポイント還元率が高いカードがおすすめです。旅行傷害保険とかは無視してポイントを貯めることを優先しましょう。
飲食代が割引になる場合もある
クレジットカードによっては、飲食店と提携しているものもあります。提携店でクレジットカードを提示するか、クレジットカードで飲食代を支払えば、1割引やドリンク1杯無料サービスなどの特典を受けられます。
こういったサービスも、全国にチェーン展開している飲食店に多いですね。
家族で外食をする場合や職場の同僚と居酒屋に行く場合には、事前に自分が持っているクレジットカードを発行しているカード会社のホームページを見て、どこのお店でどのような特典を受けられるかを確認しておきましょう。
日常的な買い物ではクレジットカードを使わない
節約を目的とした場合、クレジットカードを使う場面は外食時などに限られます。毎日の食品や日用品の買い物では、クレジットカードを使えないスーパーを利用した方が商品を安く購入できます。
私の近所のスーパーだと、卵が安売りされる場合、クレジットカードが使えるお店は10個パックが169円です。ところが、クレジットカードを使えないスーパーだと卵10個パックが98円や100円で買えます。どちらの場合も、卵以外の商品を500円以上買うことが安売りの条件になっています。
3割も値段が違うのですから、クレジットカードを使えるお店で買い物する理由がありません。もちろん、商品によってはクレジットカードが使えるお店の方が安いこともあります。
クレジットカードをよく利用する人の話を聞いていると、コンビニでの買い物が多いようです。コンビニはスーパーよりも割高ですから少しでも節約をしたいのであれば、コンビニでの買い物機会を減らさなければなりません。
また、コンビニでクレジットカードをよく利用している人は、現金払いは時間がかかると言います。でも、スーパーでの買い物の場合、商品をレジに通す方が代金を支払うよりも時間がかかりますから、現金払いでかかる時間なんて大したことはありません。コンビニで、ちょこちょこと買い物をする癖があると、レジで待たなければならない回数が増えますから、カード払いをしたくなるのかもしれませんね。
あとクレジットカードの方が現金払いよりも得だと言っている人は、多くの場合男性です。男性はスーパーで買い物をする機会が少ないので、クレジットカードを利用できるスーパーよりも、現金払いのみのスーパーの方が安いことを知らないのでしょう。
クレジットカードを使う場面は基本的に外食する時だけ、日常的な買い物では、クレジットカードが使えないお店で買い物した方が効果的に節約できますよ。
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