食費の節約のために栄養素を犠牲にしない

家計の節約のためには、保険を見直したり、水道光熱費を無駄遣いしていないかを確認することが大切です。これらは、ちょっとした工夫で簡単に節約できますからね。例えば、白熱電球からLED電球に交換するだけで電気代が安くなりますから、節約のために時間もかかりません。

それでも、なかなか家計にゆとりが出てこない場合は、食費を削ることも考えなければなりません。しかし、人は必要な栄養素を食事から補給しなければ生きていけませんから、食費の節約には限界があります。

炭水化物は安いけども

人が食事から摂取しなければならない栄養素には、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルがあります。これに炭水化物も含まれますが、基本的に人は炭水化物を食事から摂取しなくても生きていけます。

食費を節約する場合、高い食材の購入を避けると思います。当然ですね。しかし、上記の4つの必須の栄養素を削って、食費を節約すると栄養不足になるのでやってはいけません。米や食パンなど、炭水化物が多く含まれている食品ほど値段が安いので、つい肉や魚を控えて米や食パンを買いたくなります。

でも、肉や魚は重要なタンパク源ですから、これらを削って炭水化物でお腹いっぱいにすべきではありません。炭水化物は安いですが、炭水化物を買わず栄養価の高い肉や魚を買うべきです。

魚

ただ、魚は肉よりも高い傾向にあるので、食費を節約するなら肉を多めにした方が良いでしょうね。

卵は栄養満点

肉や魚も栄養が豊富ですが、それよりも高栄養なのが鶏卵です。

鶏卵は、良質なタンパク質ですし、ビタミンやミネラルも種類が豊富です。おまけに値段も安いので積極的に食べたいですね。以前は、卵を食べると血中コレステロールの値が上がって生活習慣病になると言われていましたが、現在は、食品に含まれるコレステロールが血中コレステロールの値に影響を与えないことがわかっていますから、家族性高コレステロール血症でもない限りコレステロールのとり過ぎを気にする必要はありません。

炭水化物は、以前は生活習慣病とはあまり関係ないように言われていました。でも、最近は、炭水化物を食べると血糖値が急上昇することから、食べ過ぎは糖尿病になりやすいことがわかっています。食費を節約するために炭水化物中心の食事をして糖尿病になったのでは、通院費や薬代が多くかかるので、節約どころか支出が増えてしまいます。

人は栄養素の節約をできませんから、家計の節約を優先して低栄養な食事をしてはいけません。どうしても食費を節約したいなら、国産の肉ではなく輸入の肉を買うべきです。

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