冬の節電は暖房器具の消費電力を知ることから始まる

冬は夏と同じように電気代がかかる季節です。

特に暖房器具の消費電力が高いことから、電気ストーブやエアコンを頻繁に使用して室内を暖めると電気代が多くかかります。そのため、暖房器具を上手に使うことが、冬の節電の肝となります。

暖房器具の消費電力を知る

電気代を節約するためには電化製品を使わなければいいのですが、全く電気を使わずに生活するのは困難です。かと言って、何も考えずに電化製品を使い続けていると、高額の電気料金を請求されてしまうので日頃から節電を意識したいですね。

冬場の節電では、まず最初に暖房器具の消費電力がどの程度かを知っておく必要があります。

暖房器具は、他の電化製品と比較して圧倒的に消費電力が多いので、短時間であっても使用時間を減らすことで大きな節電が期待できます。

電気料金は、1時間に1000W消費すると25円から30円かかります。契約している電力会社や電気料金プランで違いがありますが、ここでは25円としておきます。

例えば、私の家には電気ストーブが3台ありますが、そのうちの1つは400W、800W、1200Wの3段階で温度調整できます。それぞれの消費電力は1時間当たりなので、1時間使用した場合の電気代は以下の通りです。

  • 400W=10円
  • 800W=20円
  • 1200W=30円

1日に電気ストーブを5時間使用した場合、400Wなら50円、800Wなら100円、1200Wなら150円の電気代がかかります。1ヶ月だと400Wなら1,500円、800Wなら3,000円、1200Wなら4,500円となりますね。

こうやって比較すると、同じ時間電気ストーブを使った場合でも、400Wと1,200Wでは1ヶ月で3,000円も電気代が違っているのがわかります。エアコンも説明書を見れば、暖房を1時間使用した場合の消費電力が掲載されているので確認しておきましょう。

湯たんぽやカイロも冬の強い味方

体を温める方法は、電気ストーブやエアコンだけではありません。湯たんぽやカイロも立派な暖房器具です。これらも上手に使えば、冬場の電気代を大幅に減らすことが可能です。

使い捨てカイロは1個あたり20円程度ですから、電気ストーブの400Wで1時間温まるのと同じくらいの値段です。そう考えると、1時間電気ストーブを使うよりも、10時間くらい温まれるカイロを使った方が節約に効果的です。1日に5時間、電気ストーブを使っているのなら使い捨てカイロを併用して3時間に抑えた方が合計の出費は少なくて済みます。

他にも、湯たんぽや冬用のルームシューズを活用するのも冬場の電気代の節約に貢献してくれます。お湯を沸かす時のガス代はかかりますが、エアコンや電気ストーブの電気代と比較すれば大したことはありません。ルームシューズもスーパーで安くで買えます。一冬だけしかルームシューズを履かなかったとしても、購入代金以上の節電効果を見込めるはずです。

電力消費量を記録してみる

1日にどれくらいの電力を消費しているかを調べておくのも、冬場の節電には大切です。

毎日同じ時間に電力メーターを確認し、1日の電力消費量を記録します。朝、昼、夜と3回確認するのが良いですが、1日に1回でも2回でも電力メーターをチェックできれば問題ありません。1週間も記録すれば、1日の電力消費量の傾向がわかります。暖房器具を使っていた時間が長かったらメーターも多く回っているはずです。

とにかく、電化製品をどれだけ使うと、どのくらいの電力消費量になるかを知りましょう。そうすれば、暖房器具を効果的に使うタイミングもわかってきます。

ただ、節電のことばかりを意識して体調を崩したら意味がありません。雪が降るような寒い日は、節電よりも風邪をひかないように暖房器具を使うべきです。

雪

病院に通う方が、お金をたくさん使いますからね。

健康を害してまでする節約に何の意味もありません。

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