キッチンで使っているガスレンジをこまめに掃除していますか?
油でコンロの周囲が汚れた場合などは、雑巾などで拭いてきれいにしていると思います。でも、コンロの火が出る部分を掃除している人は、意外と少ないのではないでしょうか。ここには、バーナーキャップと呼ばれる蓋のようなものが付いており、通常は取り外しが可能なのですが、掃除をせずに放置していると固まって取れなくなることがあります。
ガスレンジの寿命を延ばすためには、バーナーキャップも取り外して、きれいに掃除しないといけません。
鍋の吹きこぼしなどが原因でバーナーキャップが取れなくなる
コンロの火が出る部分は、下のような形をしているものがほとんどです。
上の写真は、バーナーキャップを取り付けた状態ですが、普通は、持ち上げると難なく外すことができます。
下の写真は、バーナーキャップを取り外した状態です。
もしかすると、バーナーキャップを今まで一度も取り外したことがない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そして、取り外したバーナーキャップです。
このバーナーキャップですが、ガスレンジの掃除が疎かだと取り外せなくなることがあります。例えば、鍋を吹きこぼした場合にバーナーキャップを外して汚れを拭き取らずにいると、バーナーキャップがコンロにガッチリとくっついて取り外せなくなります。
バーナーキャップが取り外せなくなると、ガスの出が悪くなることがあります。何度も点火しようとしても、カチカチカチカチというだけで、全然火が点きません。
こんな時は、バーナーキャップを取り外して、バーナーキャップとコンロの中をしっかりと掃除すれば火が付くようになります。しかし、バーナーキャップがガッチリと固まってしまっていると取り外して掃除ができないため、点火しにくい状態を解消できません。
だから、バーナーキャップはこまめに取り外して掃除しなければなりません。特に鍋を吹きこぼした場合などは、熱が冷めた後にすぐに掃除をしないとバーナーキャップが固まりやすくなりますから、必ず取り外して掃除をしてください。
バーナーキャップが取れなくなった時は火を点ける
もしも、バーナーキャップが取り外せなくなった場合は、いったん火を点けてバーナーキャップを温めると取り外しやすくなります。
しかし、バーナーキャップが取り外せなくなっていると、火が点きにくいので、なかなかバーナーキャップを取り外せません。こんな場合は、ガス会社に連絡してバーナーキャップを取ってもらいましょう。
先日、私も自宅のガスレンジのバーナーキャップが取り外せなくなりました。なかなか点火しない状況だったのですが、何とか火を点けて、バーナーキャップを引っ張り、取り外すことができました。しかし、コンロの中の部品が折れてしまいました。
火を点けると、火口の中心からも火が出るようになったため、その火口は使用をしないことにしました。結局、全部で3つある火口のうち2つが壊れてしまったので、近々買い替えなければなりません。
もう14年使っているガスレンジなので、そろそろ寿命ではあるのですが、普段からバーナーキャップの掃除をしていれば、もっと長く使えたなと思うばかりです。
ガス代の節約を意識していても、肝心のガスレンジの寿命を縮めていたのでは意味がありません。ガスレンジは10万円前後しますから、できるだけ長く使って買い替えのサイクルを少なくすることが、無駄な出費を抑えるためには大切です。
バーナーキャップを取り外して掃除をするだけでも、ガスレンジの寿命を延ばせるのですから、鍋を吹きこぼした時には、すぐに火口の周囲とバーナーキャップを掃除するようにしましょう。
なお、バーナーキャップが壊れた場合は、メーカーのホームページで購入可能です。古い機種だと、バーナーキャップの取り扱いがなくなっていることもありますが、購入から5年以内であれば、バーナーキャップの買い替えができるはずです。
バーナーキャップが壊れた場合は、ガスレンジの取扱説明書を確認してください。
2021年12月2日追記
そろそろガスコンロが寿命だと判断し、新しいガスコンロに取り替えました。
リンナイのSiセンサー搭載のガスコンロで、なかなか使い勝手が良いです。火力を自動的に調節してくれたり、勝手に消火してくれたり、タイマーがついていたりと安全面に配慮した設計になっています。
14年もガスコンロを使い続けていたので、安全面を考えると、この辺で買い替えて良かったと思っています。ガスコンロは事故が起こる前に買い替えた方が良いですね。
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