普段着としてジーンズを愛用している方なら、誰もが経験するのが膝の部分の破れ。
ジーンズを長く履き続けていると、どうしても生地が薄くなってきて穴が空いてしまいます。ある種、ジーンズの宿命と言えなくもないのですが、膝に少し穴が空いただけでボツにするのはもったいないです。
なので、膝の破れ程度なら自分で修理して履き続けましょう。
100円ショップで修理用のパッチを買ってくる
ジーンズの膝の破れを修理するのは簡単です。
100円ショップに行って、デニム地のパッチを買い破れている部分に貼りつけるだけです。下の写真のようなパッチが売っているので必要な枚数だけ買ってきましょう。
基本的にデニム地のパッチは2枚入りです。サイズを測ってみると横75mm、縦105mmでした。2枚セットなので、両膝の補修が可能です。他にも薄い色、黒色、白色など何種類かあるので、ジーンズの色にあったものを選べば良いでしょう。ジーンズと同じような色のパッチでなくても問題はありません。
裏側からパッチをアイロンで貼り付ける
ジーンズを修理する際は、生地の裏側から破れている部分にパッチを置きます。そして、上から当て布をしてアイロンで30秒間プレスするだけです。当て布は綿100%のいらない布を使います。いらなくなったハンカチやTシャツを利用すれば良いでしょう。
ジーンズの修復した部分を表から見ると、こんな感じです。
破れている部分の糸が見えていますが、その下にパッチが貼ってあるので足が透けて見えることはありません。
また、修理した部分はパッチのおかげでこれ以上は破れません。ジーンズが破れる原因は、足が裏側の生地をこすっているからです。だから、足が直接当たるのはパッチであり、ジーンズの破れている部分をこすることはありません。
上の写真に写っているジーンズは、1年以上前にパッチで修理したものです。修理前と全く破れ具合が変わっていません。
早めの補強がおすすめ
ジーンズは破れてからパッチで修理するよりも、そろそろ生地が薄くなってきたかなと思った段階で裏からパッチを当てて補強するのがおすすめです。
完全に破れてからだと、修理個所が目立ちますからね。また、ジーンズを履くときに破れている部分に足を引っ掛けて大きな穴を作ってしまうと、パッチでは修理不能になってしまいます。
なお、パッチは洗濯すると剥がれてくることがあります。その場合は、再びアイロンでプレスすればジーンズに貼りつきます。ハサミでパッチの角を丸く切っておくと剥がれにくくなりますよ。
また、パッチを貼った周囲の生地が薄くなってきた場合には、新しいパッチを買ってきて、以前に貼ったパッチに少し重ねて貼ると良いです。パッチを重ねずに貼ると、パッチとパッチの間の小さな隙間から生地が破れやすくなります。
パッチを買う際は、収縮するストレッチ機能のものがおすすめです。膝を曲げたときに突っ張りにくいですし、パッチもはがれにくいです。
パッチは、穴よりも大きめに切って貼りますが、穴よりも、かなり大きく切った方がはがれにくいです。将来的に他の部分の生地が薄くなることを考えると、パッチを切らず広範囲に貼る方が良いです。収縮するパッチだと、20cm×10cmや30cm×6.5cmほどの大きさですが、これを切らずに貼ります。多くの場合、膝の部分に穴が空きますが、やがて太ももの部分も傷んできますから、パッチは膝から太ももにかけて広い範囲に貼り付けるのがおすすめです。両膝に穴が開いている場合は、片足に1枚ずつ貼る必要があるので、2枚買っておきましょう。
ジーンズが破れた時は、とりあえず100円ショップでパッチを買ってきましょう。そして、パッチで修理できなければ、新しいジーンズの購入を検討してください。
生地が薄くなってきたら、早めにパッチを貼ればジーンズの寿命が延びますよ。
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