割引のないプリペイドカードは交通費の節約にならないので買わない

2018年7月5日


テレホンカードや鉄道の回数券カードは、料金を先払いするのでプリペイドカードにあたります。

プリペイドカードは、代金の決済のたびにお金のやり取りをしなくていいという点で便利です。また、プリペイドカードによっては割引になっているものもあり、現金決済よりも節約に役立つこともあります。1,050円分が1,000円で買えるといったカードが、その具体例ですね。

割引のあるプリペイドカードは、最後まで使い切る場合には節約に貢献してくれます。しかし、割引のないプリペイドカードは節約にならないので、購入する利点はほとんどないと言っても良いでしょう。

時間と利息の関係を理解する

現代の経済社会では、お金に時間価値があることを理解しましょう。

お金には時間の経過に伴って利息が発生します。今日支払わなければならない代金を1ヶ月後に支払った場合、1ヶ月分の利息が付きます。反対に代金を1ヶ月早く支払った場合には、1ヶ月分の利息が代金から差し引かれます。

企業間取引では、こういったことは当たり前に行われているので、商社に勤めている方などは、お金の時間価値についてよくご存知だと思います。でも、専業主婦の方や営業にかかわる仕事をしていない方だと、時間の経過と利息の関係を理解されていないことがよくあります。

代金を前払いすると利息分だけ安くなる。代金を後払いすると利息分だけ高くなる。

まずは、このことをしっかり覚えておきましょう。

複数の鉄道で利用できるプリペイドカードには割引がない

プリペイドカードは、代金を先払いするので、基本的に利息分だけ安くならなければなりません。しかし、全てのプリペイドカードが、利息分だけ安くなっているわけではありません。その典型が複数の鉄道で共通利用できるプリペイドカードです。

複数の鉄道で共通利用できるプリペイドカードは、電車の乗り換えの際にわざわざ自動券売機で切符を買わなくても良いという利便性があります。急いでいる時には、小銭の出し入れをする手間を省けるのでプリペイドカードが役立つように思えます。

ビジネスマン

でも、よく考えてください。

電車の乗り換えをする時、切符を買えないほど乗り換え時間が短いということはあるでしょうか?おそらく、多くの場合、そのようなことはないはずです。仮に電車の乗り換え時間が短かったとしても、きっと、プリペイドカードを利用したから乗り換えがスムーズにできたということはないでしょう。

また、乗り換えをしなければならないのなら、割引料金で買える回数券を2種類購入した方が節約になります。

さらに今なら電子マネーも発達しており、1ヶ月間の利用回数が一定以上になると割引料金が適用されることもありますし、買い物でポイントが貯まることもあります。お金を前払いするのなら、どう考えてもプリペイドカードよりも電子マネーの方がお得です。

 

今後、電子マネーが今以上に普及すれば、現在使われている鉄道のプリペイドカードは廃止されるかもしれませんから、節約にならないプリペイドカードを買うメリットは、ますます失われていくでしょう。

ただ、電子マネーも、ほとんどが割引のないものなので、交通費を節約するなら定期券か回数券を購入すべきですね。