エアコンを日立の凍結洗浄搭載の白くまくんに買い替え。自動クリーニングで手間いらず。

先日、遂にエアコンを買い替えました。

古いエアコンは購入して19年経過しており、とうとう冷房も暖房も使えなくなってしまいました。19年も使えば動かなくなっても不思議ではありません。10年使ったあたりから、風向きを調節する板が動かなくなったり、動作中にランプが点滅したりと何かと不具合が起きていたので、もっと早くに買い替えていても良かったんですけどね。

日立のRAS-G28Hを購入

ちょうど、いつも利用している家電量販店からダイレクトメール(DM)が届いたばかりだったので、中に入っているエアコンのチラシを見て、どの機種を買おうか選ぶことに。

最近のエアコンは、6万円くらいから買える機種もあり、以前よりも随分とお手頃な値段になっています。高性能の機種は20万円以上しますけどね。

チラシを見て、第一候補に挙げたのは日立の「RAS-G28H」という機種でした。チラシだと細かい性能はわかりませんが、自動でフィルター清掃してくれると書いてあったので、これは手入れが楽そうだと思い、お店に現物を見に行くことに。

 

お店に並ぶたくさんのエアコン。

店員さんの話では、最近のエアコンは、どのメーカーも冷房と暖房の機能には大差ないということです。ただ、各社が個性を出すためにエアコンに様々な機能を付けているそうです。

除湿や加湿に優れているメーカー、手入れが楽にできるメーカー、日本製を強調しているメーカーなど。

いろいろ悩みましたが、手入れが楽なメーカーを選ぶことに。そして、その中から日立のエアコンに最終決定しました。結局、購入を決断したのは、チラシで見た「RAS-G28H」でした。悩まずに即決しても良かったですね。

取り付けは約1時間30分

お店でエアコン代を支払い、後日、取り付け工事をしてもらいました。取り付けに要した時間は、約1時間30分でした。作業は複雑そうだったので、素人では取り付けが厳しいですね。

そして、設置してもらったRAS-G28Hがこれです。

RAS-G28H

最近のエアコンの中では、割とコンパクトな造りです。

サイズは、幅79.5cm、高さ29.5cm、奥行き25.0cmです。室内機の重さは9kg、室外機の重さは24.5kgです。以前使っていたエアコンの室外機は35kgほどの重さがあったので、かなり軽量化されました。

 

エアコンに電源を入れて動かしてみました。

エアコン動作中

上下風向板は小さめなので、エアコンの下にあるカーテンレールに引っかかることはありません。エアコンによっては風向板が大きい機種があるので、購入時には風向板のサイズもしっかりとチェックしておきたいですね。

凍結洗浄Light搭載

RAS-G28Hの目玉機能である凍結洗浄Lightは、室内機の熱交換器を凍らせて、解凍した水でホコリや油汚れを洗い流すというものです。

凍らすって、どうやるの?

という疑問があったのですが、凍結洗浄は、室内の湿気を吸い取り、それを冷却してエアコン内に霜を作り、熱で解かして汚れを洗い流すようになっているようです。そのため、わざわざ洗浄用の水をエアコンの中に入れなくても良いのです。

しかも、凍結洗浄はエアコンを使用中に勝手にやってくれるので、何もする必要はありません。自動洗浄だけでなく手動洗浄もできるので、当分エアコンを使用しない場合は手動洗浄をすれば良いですね。

 

洗い流した汚れはどうなるのかと言いますと、エアコン内に設置されているダストボックスの中に溜まっていきます。

前面のカバーを外して中を見ると、左側にオレンジ色の部分があります。

パネルオープン

 

このオレンジ色の物体がダストボックスです。

エアコン内部

真ん中につまみがあるので、これを引っ張ると簡単にダストボックスがエアコンから外れます。

 

取り出したダストボックスがこれ。

ダストボックス

中のホコリをゴミ箱に捨てて、エアコンに設置し直せばクリーニング終了です。

これは本当に清掃の手間がかかりません。

日立のエアコンに搭載している凍結洗浄は、Lightの他にStandardとPremiumもあります。日立のカタログを見ると以下の解説が載っていました。

  • 凍結洗浄Standard=室内機の熱交換器を凍らせて、解凍した水でホコリや油汚れを洗い流します。不在時に自動洗浄し手動洗浄もできます。
  • 凍結洗浄Premium=室内機の熱交換器を凍らせて、解凍した水でホコリや油汚れを洗い流します。不在時に自動洗浄しタイマー洗浄や手動洗浄もできます。凍結洗浄し、イオンを内部へ充満して除菌します。また、お部屋の状況に合わせて洗い方をコントロールします。

 

凍結洗浄Standardは、Lightとあまり変わらないような感じですね。違うのは、不在時の自動洗浄だけのように思えます。

凍結洗浄Premiumは、LightやStandardよりも高性能なことがわかります。エアコンをより清潔な状態に保てるのはPremiumなのでしょう。

 

説明書を読むと、RAS-G28Hに凍結洗浄Lightが搭載されているからと言って、全くエアコンの掃除をしなくても良いわけではなさそうです。フィルターの油汚れがひどい場合などは取り外して洗う必要があります。それでも、RAS-G28Hには、ステンレスフィルターを採用しているので、油汚れが付着しにくいそうです。なので、エアコン掃除の手間は、他のメーカーよりも楽だと思われます。

リモコンがシンプル

RAS-G28Hのリモコンは、とてもシンプルです。

とりあえず汚れないようにラップで包んでおきました。

エアコンのリモコン

操作は、一番上についている黄色いボタンとその下の「停止」ボタンの2つだけを使えば十分です。

黄色い「ecoこれっきり」ボタンは自動運転のボタンで、冷房なら27度±3度の範囲で自動運転、暖房なら23度±3度の範囲で自動運転します。日差しの変化を見分けて温度調整するようになっているみたいです。

風向きや室温を手動で設定することもできますが、面倒なら黄色いボタンを押せばエアコンが何とかしてくれます。

消費電力

RAS-G28Hの消費電力は以下の通りです。

  • 冷房時=790W
  • 暖房時=880W

古いエアコンが、冷房時=約650W、暖房時=約950Wでした。

暖房は消費電力が少なくなっていますが、冷房は消費電力が多くなっています。節電エアコンとなっていたのですが、冷房は節電ではないでしょうか?

おそらく、そんなことはないと思います。RAS-G28Hの消費電力の範囲は以下の通りですから、「ecoこれっきり」で運転していれば、消費電力は低く抑えられそうです。

  • 冷房時=205~1,250W
  • 暖房時=165~1,485W

ちなみに扇風機だと消費電力は60Wほどですから、冷房を使うと扇風機の5倍くらいは電気代がかかるでしょうね。

RAS-G28Hの購入価格

RAS-G28Hの購入価格は、かなり安かったです。

本体、据付工事代、5年保証、古いエアコンの撤去費用込みで約10万5千円でした。

値段が安いかどうかは、他のお店の販売価格と比較しなければなりません。ということで、家電量販店のチラシを見たのですが、RAS-G28Hを取り扱っているお店はほとんどありませんでした。

取扱店を調べたところ、有名なテレビ通販のチラシでは、本体、据付工事、撤去費用込みで約14万円でした。ネット通販で調べても、約14万円が相場のようです。

したがって、10万5千円は、私が購入した時点では破格の値段だったようです。良い買い物をしたようですね。他メーカーの同程度の機種も、約14万円だったので、RAS-G28Hはお買い得商品だったのでしょう。

なお、RAS-G28Hは中国製です。日本製が良い方は、凍結洗浄Premiumや凍結洗浄Standardが搭載されているモデルを選んでください。値段は高くなりますけどね。

メーカー保証は、本体が1年間、冷媒回路が5年間です。

エアコン購入時の留意事項

エアコンを購入する場合は、何かと注意しなければならないことがあります。

初めて取り付ける場合は、エアコン用のコンセントがあるか、壁にホースを通す穴があるか、エアコンを設置するスペースがあるかをチェックしなければなりません。コンセントもホース用の穴もない場合は、追加の工事費用がかかります。

また、部屋の広さによっても選ぶエアコンが変わってきます。2.2kW、2.5kW、2.8kW、3.6kW、4.0kW、5.6kWなど能力に差がありますから、部屋の広さにあったエアコンを設置しましょう。なお、部屋の広さに応じたエアコンの能力の目安は以下の通りです。

  • 6畳=2.2kW
  • 8畳=2.5kW
  • 10畳=2.8kW
  • 12畳=3.6kW
  • 14畳=4.0kW
  • 18畳=5.6kW

多くのエアコンは、機種名に「22」や「28」などと表記があり、これが「kW」を表しています。6畳タイプのエアコンなら「22」、10畳タイプのエアコンなら「28」ですね。

買い替え時は現在のエアコンのサイズを測っておく

エアコンを買い替える際は、現在のエアコンのサイズを測っておくことをおすすめします。

説明書に記載されているので、わざわざ測る必要はありませんが、お店でエアコンを選ぶ際は現在のエアコンと同じくらいのサイズの機種を選ぶのが無難です。もしも、新しいエアコンのサイズが大きすぎると設置できない可能性があります。

特に高さはしっかりと測っておきましょう。エアコンの高さと壁の高さが同じくらいだと、上下風向版がカーテンレールに当たってしまう危険がありますから、壁の高さより余裕をもって低めのエアコンを選ぶのが無難です。

古いエアコンを処分するとリサイクル料や取り外し費用がかかる

エアコンの買い替えで、古いエアコンを処分する場合は、リサイクル料や取り外し費用がかかります。

新しく購入するエアコンによっては、古いエアコンの撤去費用も込みになっている値段で販売されていることもあります。しかし、このようなエアコンは上位モデルの機種であることが多く、安い機種だと撤去費用は別に用意しなければならないことがほとんどです。

リサイクル料や取り外し費用は、エアコンの買い替えで安くしてもらえることもありますが、8千円ほど必要です。自分で取り外しておけば、リサイクル料と送料だけなので、約2千円で済むはずです。しかし、取り外しは素人では難しいので、お店に任せた方が安心です。

2台、3代まとめ買いがお得

最近は、多くの家電量販店でエアコンのまとめ買いがお得になっています。

よく見かけるのが、同一メーカーのエアコンを2台同時購入すると安い方が3割引となるものです。3台購入なら、1番安い機種が半額、2番目に安い機種が3割引になります。

お店によって割引条件に違いがありますが、買い替えるのであれば2台、3台とまとめて買い替えた方が節約になります。

また、同時期に2台以上のエアコンを購入すれば、どれか1台が故障した時に他のエアコンも寿命が近づいていると推定できます。そして、次にエアコンを買い替える時も2台以上まとめて買い替えれば、エアコン台を安く抑えることができます。

据付工事込みの値段かどうかをチェックする

エアコンを購入する際は、販売価格に据付工事が含まれているかどうかをしっかりとチェックしましょう。

エアコン代に据付工事代が含まれていない場合は、別途費用がかかります。特にネット通販でエアコンを購入すると、本体だけ送られてきて取り付けはしてもらえないことがあります。

そのため、ネット通販で購入する時は、特に工事の有無や販売価格をしっかりと確認しておく必要があります。

不安な方は、お店に行って店員さんの説明を受けてからエアコンを買った方が良いです。いろいろ話をしていると、こちらが何も言わなくても、店員さんから値引きの提案をしてくれることもありますからね。

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