無駄遣いをしない人のことを節約家や倹約家と言います。同じように無駄な支出を避けていてもケチと言われる人がいます。
この違いは一体何なのでしょうか?
節約家と倹約家は好意的な印象を受けますが、ケチはあまり好意的な印象を受けません。むしろ、ケチという言葉には、どことなく不快感を表しているような響きがあります。
他人にケチと言われたらケチな人
節約家とケチの違いは、人によって異なります。ある人があの人はケチだと言っても、他の人には節約家と映ることもあるので、一概に節約家とケチの間に線を引くことはできません。
でも、あえて線引きするとすれば、他人にケチと言われたら、それはケチなのだと思います。
別に他人にケチと思われても、節約できて貯金も増えているのなら気にする必要はないでしょう。また、本人が自分は節約しているのだという意識があれば、それは節約です。
しかし、自分は節約しているつもりなのに他人からケチと思われるのが嫌だという人もいるはず。むしろ、そう思っている人の方が多そうですね。周囲からケチと思われていることがストレスになると、今度はそう思われたくない気持ちから無駄遣いをしてしまうこともあるでしょう。
でも、それは節約をしたいのに体面を気にして余計な支出をしているので、新たなストレスの原因になります。
家庭での節約に力を入れる
他人の目が気になるから、なかなか節約できないという人は、家庭内のことで節約をすれば良いでしょう。電気をこまめに消す、水道を使いすぎない、エアコンの使用を控えるなど、家の中での節約は外から見えませんから、他人に自分のケチな姿を見せなくて済みます。
そして、外出する時には、周りの人と合わせてお金を使えばケチと思われることはありません。
ランチを食べに行くときも、周りの人が注文した料理を自分も注文すれば良いのです。そうすれば、友人や知人からケチだと思われることはありません。予算オーバーだと感じたら、家庭内の節約にさらに力を入れて帳尻を合わせるようにしましょう。
でも、どうしても高いランチを食べたくない時には、お金がないことを理由に断るのではなく、仕事や家事が忙しいとか何らかの用事を理由に断ると良いですね。お金がないと言うとケチだと思われやすいですから、誘いを断るときはお金以外の理由を見つけて断るようにしましょう。
男性の場合だと、お金がないことを理由に友人や知人の誘いを断っても、あまりケチだと思われることはありません。これは、一般的に夫が働きに出る家庭が多いことが理由です。
自分も同僚も、同じ会社で働いているので給料はそれほど変わりません。違いがあるとしたら、家族構成くらいのものです。既婚者と独身者では、使えるお金が違ってきます。子供の数によっても、お小遣いに差が出ます。そういった事情は、同僚もわかっていますので、お金がないことを理由に誘いを断ってもケチだと思われにくいのです。
しかし、専業主婦の場合だと事情が違ってきます。夫の収入に差があるからです。
夫の収入が多い主婦からすると高いとは感じないランチでも、夫が若くて収入も少ない家庭だと高く感じることはよくあります。そういった事情を察してくれるママ友なら、お金がないことを理由にランチを断りやすいですが、そうでなければ何か別の理由で誘いを断った方が無難です。
私はケチだと言われても、あまり気にしません。むしろ、商品を安く買ったことを自慢するくらいです。
でも、ケチと言われることに抵抗がある方は、とりあえず人に見られていないところで今以上に節約する努力をして、友人や知人と一緒のときは同じようにお金を使うと良いでしょう。
それと、人前でお金がないことを口にしないようにすることも、ケチと思われない秘訣です。
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