収入の増加や出世に合わせてマイホームの購入や車の買い替えをしない

同じ会社で長く勤めていると、給料が増えていきます。景気が悪いとなかなか昇給しませんが、それでも毎年少しずつ給料が増えていく会社が多いです。また、係長や課長に昇進した時にも、これまでよりも給料が上がります。

順調に昇給し、そして出世していくと、将来も右肩上がりの直線で給料が増えていくように思えてきます。でも、将来のことはわかりません。会社の業績が悪くなったり、景気が落ち込んだりする可能性もありますから、反対に収入が減ることだってあります。

昇給や出世を理由に家や車を買わない

給料が上がったり出世したりしたタイミングで、ローンを組んでマイホームを購入したり、車を買い替えたりしている同僚や近所の人を目にしたことがあると思います。それもたくさん。

そういう光景を頻繁に見ていると、昇給や出世した時をマイホームや車を購入する絶好のタイミングのように錯覚してしまいます。しかし、昇給した時には地価や金利が高い状況ということがあるかもしれません。円高になっていて、外車の値段が高くなっているということもあり得ます。

つまり、昇給や出世のタイミングとマイホームや車の買い時が、必ずしも一致しないということです。

それなのに昇給や出世のタイミングで住宅ローンを組んでマイホームを購入したり、高級外車に乗り換えたりするのは、単にお祝いしたいだけなのです。その時の一時的な感情で大きな買い物をしてしまうことほど、後々、生活を破たんさせる危険が高い行動はありません。

ビジネスマン

マイホームに住みたい、高級車に乗りたいという願望はあっても構わないでしょう。それが目標となって、毎日休まずに仕事をするのは、すばらしいことです。しかし、何歳になったらマイホームを買うとか、課長になったら高級車に乗るとかいった計画を立てることは、経済状況や将来収入が増えていくのかどうかを無視したものであり、決してほめられたものではありません。

高価な買い物はお金が貯まった時に考えるもの

人気の自己啓発本には、何歳までに何をすべきか目標を立てることが大事だと述べられています。人生の計画を立てて、それを毎日見ていれば、その通りになっていくと言われていますが、そのようなことはありません。

計画を立てても、予定していた時期に昇給や出世できないことは、いくらでもあります。そして、それは仕方のないことです。あなたの努力が足りなかったとか、そういった問題もあるかもしれませんが、個人の努力ではどうしようもならないことだってあるのです。

30歳でマイカーを買う。35歳でマイホームを買う。

このような計画を立てたとしても、その時の収入や貯金が少なければ計画を修正しなければなりません。でも、同僚や近所の人がマイカーを買ったら自分も買わなければならないといったように周囲と同じ行動をしなければならないと思い込んでいると、なかなか計画の修正ができません。

 

そもそも買い物とは、お金があるときにするものです。周りがマイホームを買ったから自分も買わなければならないというものではありません。

マイホームの購入も車の買い替えも、昇給や出世のタイミングではなく、お金が貯まった時に検討することなのです。