電気代の節約のために家族が同じ部屋に集まる

毎月発生する固定費の中でも、電気代は割と家計の支出に占める割合が大きいです。だから、少しでも電力消費量を減らしたいところですが、これがなかなか難しいんですよね。

その理由は家庭で異なりますが、多くの場合、家族の構成員それぞれがプライバシーを主張し過ぎることが、電気の消費量が増える大きな原因となっているように思います。

ひとつの部屋に集まるようにする

例えば、夫婦と子供1人の3人家族の場合、それぞれが自分の部屋で過ごす習慣があれば、夜は常に3部屋の蛍光灯を同時に使うことになります。お父さんは読書、お母さんはテレビドラマ鑑賞、お子さんは携帯メールといったように3人が別の部屋で自分の好きなことをしている時こそ、無駄な電力消費につながるのです。

読書もテレビも携帯メールも、一人きりになる必要はありません。どこの部屋でもできることは、リビングや居間など、家族が1ヶ所に集まることが多い部屋でやればいいのです。

部屋

もちろん仕事や勉強など、部屋にこもって集中しないとできないこともあります。そういったことは自分の部屋でしても構わないでしょう。でも、特にやることがない状況なら、自分の部屋にこもらずに居間やリビングなどで他の家族の構成員と一緒に過ごせば、その時間だけ別の部屋で使っていただろう電気代を節約できます。

夏と冬は特にひとつの部屋で過ごす時間を長くすること

春や秋といった過ごしやすい気候が多い季節では、家族が別々の部屋で過ごすのも1ヶ所で過ごすのも、電力消費量にそれほど大きな差は出ないでしょう。

しかし、夏や冬はひとつの部屋で過ごす時間が長ければ長いほど、電気代を節約できます。その理由は、冷房器具や暖房器具の消費電力量が他の電化製品よりも大きいからです。

暖房器具の場合、消費電力が1kWhを超えるものが多いです。1kWhは1時間に1,000ワットの電力を消費するということなので、1kWh辺りの電気料金が25円だった場合、3部屋で同じ暖房器具を利用すれば、1時間に75円の電気代がかかります。毎日3時間、別々の部屋で過ごす時間があれば225円ですね。30日間続ければ6,750円も電気代がかかる計算になります。

もしも、この3時間をひとつの部屋で家族全員が過ごせば、暖房器具の電力消費量は3分の1になるので、30日間の電気代は2,250円で済みます。その差4,500円は大きな差だと思いませんか?

年頃のお子さんがいる家庭では、なかなか同じ部屋で家族全員が過ごすというのは難しいかもしれません。でも、せめて夫婦2人だけでも居間やリビングで同じ時間を過ごすようにすれば、それだけで大きな節約につながります。

夏や冬といった電気代が増える季節には、できるだけ家族全員が同じ部屋で過ごす時間を増やすようにしましょう。

そんなに難しいことではないのに節約効果は、とても大きいですよ。

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