普段の食品や生活必需品の買い物は、クレジットカードや電子マネーが使えないお店を利用した方が節約になります。
お店としては、カードや電子マネーが利用できるようにするために経費が掛かっています。だから、その経費分だけ商品の値段が割高になっています。
でも、クレジットカード払いができた方が節約になるところがあります。それは病院です。
医療費をクレジットカードで払うとポイントがつく
以前は、クレジットカード払いができる病院は少なかったですが、最近では徐々に増えてきています。
多くの人は、健康保険が適用される範囲内での治療を望みます。そして、健康保険が適用される治療は、あらかじめ医療費が決まっていますから、基本的にどの病院に行っても同じ治療であれば、支払額も同じになります。
これは、クレジットカードが使える病院でも使えない病院でも同じです。それなら、医療費を現金払いするよりもクレジットカードで支払った方が、ポイントがもらえる分だけ節約になります。
もちろん、病気や怪我は、信頼できる病院で治療してもらった方が良いでしょう。でも、普段、あまり通院する機会がない方だと、どの病院が良い治療をしてくれるのかわかりません。また、大きな怪我や病気でないのなら、病院によって治療に大きな差が出ることもないでしょう。
このような理由から、病院で診てもらう必要があるけども、軽症の場合にはクレジットカード払いができるかどうかを病院選びの判断基準とするのも、節約の観点からはありだと思います。
高額療養費を立て替え払いする
健康保険は、基本的に3割負担で済みます。でも、1ヶ月間の医療費が高額になった場合には、一般的な所得の方だと1ヶ月間の医療費の支払いの上限が10万円ほどになります。
これは、健康保険に高額療養費制度があるからです。
仮に入院が必要となるほど大きな病気やケガをした場合、3割負担で計算すると20万円も30万円もかかってしまいますが、高額療養費制度を利用できるおかげで、医療費の支払額が高額にならずに済みます。
高額療養費制度の利用は、事前に健康保険組合や市役所で手続きをすれば、病院の窓口での支払いを少なくできます。
なので、医療費が高額になりそうな場合には事前に高額療養費制度の手続きをしておくべきです。でも、少々高額になっても医療費を一括で支払えるという場合には、あえて高額療養費制度の手続きを治療後にするのもありです。
例えば、3割負担で15万円の治療費が発生したとしましょう。この場合、高額療養費制度の手続きを事前にしておけば10万円の支払いで済みますから、手続きを事後にしたことで5万円余分に治療代を立て替え払いしたことになります。
しかし、クレジットカードで15万円の治療費を支払い、ポイント還元率が1%だとすると1,500円分のポイントがもらえます。もしも、事前に高額療養費の手続きをしていれば10万円をクレジットカード払いすることになるので、もらえるポイントは1,000円分だけです。
したがって、治療費が高額になりそうな場合でも、家計に大きな影響が出ない場合には、治療後に高額療養費の手続きをした方が、より多くのポイントを獲得できるので、結果的に支出を減らすことができます。
病気やケガをしないことが最も有効な節約です。
でも、不慮の事故でどうしても治療を受けなければならないことは、誰にでも起こり得ます。そういう時は、予定外の支出が家計に大きな影響を与えます。せめて、少しでも治療費を節約するために病院での治療代はクレジットカード払いにしてポイントを獲得しておきたいですね。
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