1ヶ月のインターネット代を節約する方法の一つに格安SIMに乗り換える方法があります。1ヶ月間のデータ転送量が500MBや1GBのプランであれば月額1,000円未満ですから、数年前に比べるとスマホ代を安くできるようになっています。
しかし、格安SIMに乗り換えても安いプランでは、すぐにデータ転送量が上限に達して速度制限されてしまいます。速度制限された時の通信速度は、多くの場合、200kbpsです。これでも、以前に比べると快適にネット接続できる速度だったのですが、最近では遅く感じます。
ウェブサイトの容量が大きすぎる
回線速度が速くなっても、通信速度が遅く感じる原因として、ウェブサイトの容量の大規模化が挙げられます。
通信速度が遅かった時代のウェブサイトは、無駄な装飾を省いて必要な情報を優先的に訪問者に見せようとしていました。ところが、通信速度が速くなり、スマホの端末の性能も向上していくと、それにしたがってウェブサイトの装飾も派手になっていきました。作り手としては、凝ったデザインにして訪問者に見やすくしようとしているのでしょう。
でも、そのせいで訪問者の端末で読み込むデータ量が多くなり、1GBのデータ転送量ではすぐに上限に達し、速度制限をかけられてしまいます。
速度制限化では、派手なデザインのウェブサイトを閲覧するのに時間がかかります。そのため、1GBのプランからデータ転送量の多いプランに変更することになり、格安SIMに乗り換えても、あまりスマホ代を節約できません。
スマホの使用時間を減らす
インターネットの回線速度は今後も速くなっていくはずです。そして、今よりも安いプランが登場すると思います。でも、速度が速く安いプランが登場しても、ウェブサイトの開発側もさらにデザインに凝ってページを大容量化するので、今までと同じスマホの利用時間でもスマホ代を節約できないでしょう。
文章と少しの画像だけのページで十分なんですけどね。でも、開発側はユーザーの利便性をあまり考えていないようなので、シンプルなページを作ることはないと思います。むしろ、回線の高速化に伴い、これまでの遅い回線では読み込みに時間がかかり過ぎたプログラムやデザインをウェブサイトに実装しようとするはずです。
結局、スマホ代を節約するためには、スマホでインターネットを利用する時間を減らすしかないでしょうね。
私は、モバイル回線をマイネオに変更しましたが、マイネオスイッチを使うことで、インターネットに使う無駄な時間を省くことができています。マイネオスイッチは高速通信と低速通信を切り替えることができる機能で、普段は低速通信でインターネットに接続しています。
低速通信だと読み込みに時間がかかるので、無駄な待機時間が発生します。でも、そのおかげで、読み込みに時間がかかるウェブサイトを見ないようになりました。格安SIMへの変更で、かえって時間を節約できるようになったのは嬉しい誤算です。
とはいえ、年々ウェブサイトの読み込みが遅くなっているので、200kbpsの速度では閲覧までの待ち時間が長く感じるようになっています。そのため、月額385円を負担してパケット放題Plusに加入し、低速時の回線速度を1.5Mbpsに引き上げています。7.5倍にスピードアップしたので、読み込みがかなり早くなりました。動画も低解像度なら止まることなく視聴できます。
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