同じ節約の仕方でも賢いと思う人もいればケチと思う人もいる

ニュースサイトのマイナビに節約に関するアンケート結果が2つ紹介されていました。

2つのアンケートを見比べて興味深かったのは、まったく同じ節約方法であっても、ある人は賢いと感じ、別の人はやり過ぎだと感じることがあるという点です。

クーポンを利用するのは節約かケチか

例えば、買い物の前にクーポンを調べる行動。

これは、まねしたいと思った節約家の行動に紹介されている一方で、やりすぎだと思った節約家の行動でも採り上げられています。やり過ぎだと思った人の理由は以下の通りです。

クーポンを探すのに時間がかかって買い物を楽しめない

まねしたいと思われた人は、クーポンを探すのに時間がかからなかったのかもしれませんね。つまり、日頃から買い物や飲食の前にクーポンを探す癖が身についていたので、手間なくクーポンを見つけられたのだと思います。一方、まねしたくないと思われた方は、クーポンを探すのに慣れておらず時間がかかってしまったのかもしれません。

同じ行動でも、動きに無駄がなければ許されるのでしょう。

割引シールが貼られた商品を買う

夕方以降にスーパーに買い物に行くと、お弁当やお寿司、惣菜などの売れ残りに割引シールが貼られていることがあります。

寿司

この割引シールが貼られた商品を買う場合も、まねしたいと思われることがあれば、まねしたくないと思われることがあるようです。

「スーパーで割引シールをせがんで貼ってもらうおばちゃん」を見た人はまねしたくないと思ったようですが、「スーパーで夕刻移行に値引きシールが貼られるのを待って買う。お得だから」と答えた人もいます。前者は店員さんに頼んで貼ってもらっているのが必死そうに見えたのでしょうね。後者だと夜に立ち寄ったスーパーで、たまたま割引シールが貼ってあった商品を買ったように思えますから必死さがうかがえません。ちなみに値引きシールは午前中に貼られていることもありますよ。

スタイリッシュに節約すればやりすぎとは思われない

やりすぎだと思った節約の仕方を見ていると、節約をしている人が必死になっているように感じます。

他人から必死になっているように見られないためには、スタイリッシュに節約をしなければならないのでしょう。では、どうやればスタイリッシュに節約ができるようになるのでしょうか?

私は、普段から節約を心がけていれば、そのうち節約のための行動から必死さがなくなっていくと思います。スーパーをはしごして安売りの商品を買うのも、やりすぎた節約だと思われているようです。1人で2店も3店も立ち寄っていると、節約に必死だと思われるでしょうが、家族で分担して買い物をすれば、そう思われることはありません。近所のスーパーには妻が買い物に行く、そして、駅前のスーパーには夫が仕事帰りに立ち寄る、そうすれば、1人で2店も3店もはしごしなくて済むので他人からも必死に節約しているようには思われません。

このような家族での買い物の分担ができるようになるには、日頃からスーパーの折り込みチラシを比較する癖がついていないとできません。買い物を分担したところで、高い商品を買っていては節約できません。どちらのお店が安いのかを折り込みチラシでチェックするから節約できるのです。

先に紹介したクーポンについても同じですね。日頃からクーポンを調べる癖がついていれば、ある時、「そう言えば、この店はクーポンを発行していたな」と思い出せて、すぐにスマホで探し出せるようになるはずです。

節約のためには見栄を捨てることも大事

とは言っても、どんな場合もスタイリッシュに節約できるわけではないでしょう。

時には、必死さが表に現れることがあるはずです。必死さを隠すために安くで買える商品を高くで買うのはもったいないです。

節約するために必死になっている姿を見られたくないという気持ちは見栄です。節約をしようと志したばかりの頃は、どうしても必死さが表に出てしまいます。でも、それは最初だけです。そのうち、必死にならなくても当たり前のように節約ができるようになるはずです。その姿を他人が見た時、まねしたい節約家の行動だと思われるのではないでしょうか。

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