買い物をする時、現金払いが得なのかクレジットカード払いが得なのかを考えることがあると思います。
カード払いに対応しているお店であれば、クレジットカードを使った方が、ポイントがもらえたり、割引されたりと特典が用意されていることが多いのでお得です。だから、買い物はいつもクレジットカード払いにしているという人は、現金払いよりも得していると思っているはずです。
しかし、現金払いとクレジットカード払いを比較すると、圧倒的に現金払いの方が得です。
お店の比較で現金とカードのどちらが得かを調べる
先ほども述べましたが、クレジットカード払いに対応しているお店であれば、クレジットカードを使った方が得です。現金払いにしても、値段が安くなりませんからね。
でも、現金払いしかできないお店とクレジットカード払いができるお店を比較すれば、現金払いのみのお店の方が値段が安い傾向にあります。以下の表は、カード払いができるスーパーと現金払いのみのスーパーの折り込みチラシに掲載されている値段を比較したものです。
カード払いと現金払いの比較 | ||
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品目 | カード可のお店 | 現金払いのみのお店 |
若鶏手羽元 | 68円 | 38円 |
アボカド | 100円 | 78円 |
トマト | 89円 | 98円 |
マヨネーズ | 198円 | 138円 |
ドレッシング | 298円 | 278円 |
キャベツ | 198円 | 158円 |
牛乳 | 178円 | 158円 |
合計 | 1,129円 | 946円 |
比較できる品目だけを取り出したので数が少な目ですが、トマト以外は現金払いのみのスーパーの方が安いです。合計で見ると、183円の差があり、約16%も現金払いのみのスーパーの方が安いです。
基本的に同一商品、同一産地での比較ですが、キャベツはカード払い可のスーパーが愛知産、現金払いのみのスーパーが群馬産です。
年間1万円のポイント獲得では少なすぎる
よくネット上では、クレジットカードで年間100万円の買い物をすると、ポイントが1万円分貯まるといった情報を目にします。この情報だけを見れば、カード払いの方が得だと思っても仕方ありません。
しかし、上で比較したように現金払いのみのお店の方が16%も安く買い物できるのですから、カード払いができるお店よりも年間16万円も節約できます。ポイントを考慮すると15万円の節約となりますが、それでもカード払いをしている人よりも遥かに家計を節約できています。
ネット上でクレジットカード払いが得だと発信しているサイトやブログを読んでも、どうも生活感を感じません。実際にスーパーに行って買い物をしていない人が書いた文章なのでしょうね。
「ポイントが年間1万円ももらえるんですよ」と言っても、16万円も割高な買い物をしていては何の節約にもなりません。
もちろん、クレジットカード払いに対応しているスーパーの方が安い時もあります。その場合は、そちらで買い物をして代金はクレジットカードで支払えば良いのです。
クレジットカード払いの方が得だという情報を鵜呑みにして、クレジットカード払いに対応しているお店だけで買い物をするのではなく、基本は現金払いのみのお店で買い物をし、場合によってはクレジットカード払いができるお店も利用する方が効果的に節約できます。
ただ、近所のスーパーがすべてカード払いに対応している場合は、現金払いをしているとポイントがもらえないので、その分だけ損をします。カード払いに対応しているスーパーでしか買い物できない方は、ポイント還元率が高いクレジットカードを作っておくことをおすすめします。
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