買い物での節約の基本は折り込みチラシのチェックです。
同じ野菜、同じ果物、同じ魚でも、スーパーによって値段は異なりますし、曜日によっても違いがあります。だから、折り込みチラシをチェックして、お店ごとに比較する癖をつけておくことが、買い物での節約には大切です。ただ、チラシをチェックして買い物をするのが家族の中で、お母さん一人だけという状況だと、なかなか節約の効果を上げにくいです。
買い物するお店ごとに担当者を決める
家族の中で、一人だけしか買い物に行かないというのでは、どんなに多くのスーパーを比較したとしても、買いに行けるお店の数に限界があります。1日にまわれるお店は2店舗、良くても3店舗程度にしかならないのではないでしょうか?
せっかくチラシを見て安売りしているスーパーを発見しても、一人で買い物をする場合、他のスーパーへ買い物に行く用事があれば諦めなければならないことが出てきます。これは非常にもったいないですね。
だから、買い物は一人だけでするのではなく、家族全員で分担するようにした方が、節約のチャンスが増えます。買い物を分担する場合、最もやりやすいのが、お店ごとに買い物担当者を決めておくことです。
例えば、お父さんは仕事帰りに立ち寄れる駅前のスーパーを担当、長女は学校から自転車で帰宅する途中にあるスーパーを担当、お母さんは自宅から近く徒歩でも行けるスーパーを担当するといった具合に担当者を決めるのです。そうしておけば、折り込みチラシで特売の商品を見つけた時に買いもらす確率が大幅に下がります。
あまり要求を厳しくしない
買い物を分担するとはいえ、仕事しているお父さんや部活が忙しい子供に多くの買い物を要求すべきではありません。
お父さんは急な残業でスーパーの閉店までに帰って来れないこともあるでしょうし、子供たちも部活でヘトヘトに疲れて帰ってくることもあるでしょう。そんな状況で、節約のためとは言え、無理に買い物してくるように頼むのは酷ですしストレスの原因にもなります。
なので、家事を担当している家族の構成員、例えばお母さんが、日々の生活や食事に欠かせない商品を買うようにし、それ以外の家族の構成員へは、緊急性の乏しい商品を買ってきてもらうようにしましょう。
野菜、肉、魚といった生鮮食品は、毎日の食事に欠かせないものなので、家事を担当している人が買い物をします。
仕事や学校がある人には、トイレットペーパーや食品包装用ラップなど、今すぐ必要ではないけど買い溜めしておいた方が良さそうな物を買ってきてもらうのです。仮にこういった物を残業が理由で買いそびれたとしても、また次の安売りの機会に買ってきてもらえばいいわけです。
仕事をしているお父さんは職場でストレスを抱えているかもしれません。それなのに安売りしている調味料を買い忘れたからと言って責めるのは酷です。なので、今すぐにでも必要なものは家事担当者が買うようにし、緊急性を要しない物を仕事や学校に通っている人に買ってきてもらうようにしましょう。
買い物は節約の基本です。でも、その効果は1回の買い物だと、それほど大きくありません。10円、20円の節約ができなかったくらいでお父さんを非難すると、家庭内の雰囲気が悪くなります。
安売りの品を買えなかったら買えなかったで、また次の機会があると大らかな気持ちでいることも大切です。節約は、ずっと続けるものですから、ストレスなく続けられる工夫をしましょう。
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