傷がきれいに治るハイドロコロイド救急ばんそうこうが100円ショップで買える

切り傷や擦り傷など、皮膚表面に怪我をした場合、傷口を覆うために絆創膏を貼ると思います。

ただ、昔ながらの絆創膏は、傷にかさぶたができやすいため、きれいに治りにくく傷跡が残りやすい傾向にあります。また、化膿することもあり、その場合には傷が治るのにさらに時間がかかります。

最近では、ハイドロコロイドと呼ばれる素材でできた絆創膏がドラッグストアなどで手に入るようになりました。従来の絆創膏よりも、かさぶたができずに早く治りやすく、傷跡も残りにくい特徴があり、しかも痛みまで緩和してくれる便利な絆創膏です。

キズパワーパッドが有名

ハイドロコロイドを使った絆創膏で、有名なのがキズパワーパッドです。

私もキズパワーパッドは、自宅の救急箱にサイズの異なる3種類を保管しています。

キズパワーパッド

キズパワーパッドは、1箱が約800円で販売されていることが多いですね。安売りの時は700円くらいです。小さいサイズは10枚入り、大きいサイズは6枚入りです。そして、肘や膝に貼れる伸び縮みしやすいキズパワーパッドは3枚入りです。

箱の中には、袋詰めの状態で1枚単位でキズパワーパッドが複数枚入っています。

キズパワーパッドの中身

キズパワーパッドに使われているハイドロコロイドは、傷口に空気が触れない仕様となっています。そのため、傷口が乾燥しにくいので、貼っていない時よりも痛みが軽減されます。

傷口を乾燥させない治療法は、湿潤治療やモイストヒーリングと呼ばれています。生物の細胞は乾燥に弱いので、傷口に空気が触れると細胞がダメージを受けやすくなります。だから、傷口が乾燥すると痛むわけですね。

しかも、傷口を空気にさらしていると、細菌が繁殖しやすくなります。傷口に悪さをする細菌は、酸素が必要な環境で増殖しやすく、また、傷口から出てくるグジュグジュとした汁を餌にします。この汁は、滲出液(しんしゅつえき)と言って、傷を治すために必要なものです。しかし、たくさんの滲出液が傷口に残っていると細菌の増殖を許してしまうので難儀します。

ところが、キズパワーパッドのようにハイドロコロイドでできた絆創膏は、この滲出液も吸い取ってくれるので細菌の増殖を防いでくれます。細菌が傷口で増殖すると化膿してしまいますから、化膿しないようにするためにもハイドロコロイドでできた絆創膏で傷口を覆うことをおすすめします。

キズパワーパッドは、とても便利なのですが、使用期限があるのが難点です。以前に使用期限が過ぎたキズパワーパッドを使ったことがありますが、材質が劣化していて、まともに使えませんでした。万が一のことを考えると、買い溜めしておきたいのですが、使用期限が過ぎると使えなくなるので、買い溜めはしない方が良いです。

ダイソーのハイドロコロイド救急ばんそうこう

キズパワーパッドは、救急箱に1箱は備えておきたいですが、一般的な絆創膏よりもお値段が高めです。

しかも、使用期限があるので一度買ったら怪我するまで保管できるといったものではありません。使用期限は2年か3年だったと思います。この間に怪我をしなかったら捨てなければならないのがキズパワーパッドの欠点と言えます。

 

ハイドロコロイドでできた絆創膏は、いろんなメーカーが作っていますが、どれも値が張ります。キズパワーパッドよりも安い商品もありますが、一般的な絆創膏と比較すると、かなり高価ですね。

最近、100円ショップのダイソーで、ハイドロコロイド救急ばんそうこうを見つけました。

ハイドロコロイド救急ばんそうこう

お値段は、もちろん100円(税別/税込で110円)です。中には、50mm×80mmのハイドロコロイド救急ばんそうこうが1枚入っています。このサイズは、キズパワーパッドの肘や膝用と同サイズですが、キズパワーパッドは楕円形なのに対してハイドロコロイド救急ばんそうこうは長方形という点で異なっています。

 

ハイドロコロイド救急ばんそうこうが便利なのは、傷の大きさに合わせてシートをハサミで切って使えることです。他のハイドロコロイドの絆創膏は、サイズが定形でそのまま使わなければなりませんから、傷の大きさに合わせて使い分ける必要があります。

その点、ハイドロコロイド救急ばんそうこうは、1枚あれば傷の大きさに合わせて切れば良いだけですから、相当大きな傷でない限りほとんどの傷に使えます。

ハイドロコロイド救急ばんそうこうの中身はこんな感じです。

ハイドロコロイド救急ばんそうこうの中身

上の写真に写っているハイドロコロイド救急ばんそうこうは、指に貼るために端を約1cmの幅で切って使ったので、新品よりも少し小さくなっています。

使用感は、キズパワーパッドや他のハイドロコロイドの絆創膏と大差ありませんね。

ハイドロコロイド救急ばんそうこうは、1枚単位で包装されているので、かさばらない点も良いです。カバンの中に1枚入れておけば、外出中のケガにも対応できます。ただし、切って使わないといけないので、小さいハサミも持ち歩く必要があります。

また、使用期限がどこにも書いていないので、おそらく長期間の保存も可能と思われます。

 

ハイドロコロイド救急ばんそうこうは、瑞光メディカルというメーカーが作っており、アマゾンなどの通販では、プラスモイストという商品名で販売されています。

ダイソーで、ハイドロコロイド救急ばんそうこうを何枚か買って救急箱に入れておけば、ちょっとした怪我にすぐに使えますが、もっと大きなサイズや多くの枚数が欲しい方はプラスモイストを買っておくと良いでしょう。ヤケドにも使えますから、調理中に軽いヤケドをした時にも便利ですよ。

ただ、プラスモイストは傷口をシートで覆った後、周囲をテープで固定しなければならないので、すぐに貼り付けられるハイドロコロイド救急ばんそうこうよりも手間がかかります。

ハイドロコロイド救急ばんそうこうも、プラスモイストも、使用する場合は、傷口を消毒しないことが重要です。傷口は、水道水で軽く洗って、消毒液は一切使わずにハイドロコロイド救急ばんそうこうやプラスモイストを貼ってください。

 

なお、ダイソーには、プラスモイストを使った救急ばんも売っていますから、小さな傷やあかぎれなどには、こちらを使うのがおすすめです。

コメント

  1. 匿名 より:

    人それぞれの肌が関係してると思うんですが、
    これを使ったら肌が特別弱い訳では無いんですが逆に炎症起こしました
    買う際には注意

    • 倹約師範 より:

      コメントありがとうございます。

      人によって合う合わないがあるようですね。
      私は問題なく使えたのですが、貼る場所によっては肌が荒れるのかもしれません。
      1日で取り替えていたから荒れなかった可能性もあります。

  2. 匿名 より:

    きちんと貼る前に周囲と傷口の消毒をして貼ってます。
    アトピー持ちですが特に炎症は起こしてません。
    また、ハイドロ絆創膏は剥がれやすいので粘着包帯でカバーすれば剥がれにくく治りもそこそこ早いです。
    かなり重宝してます。

    • 倹約師範 より:

      コメントありがとうございます。

      100円で買えるのはありがたいですね。
      消毒液は傷を深くするので、流水で軽く傷口を洗うだけにしてハイドロコロイド絆創膏を貼った方が良いですよ。
      化膿することもありませんよ。

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