食費節約のためにチラシで真っ先に確認するのは肉類と卵の値段

家計の節約方法には、保険スマホプランの見直しといった固定費の削減が効果が大きいので、真っ先に取り組みたいですね。固定費の見直しは、1回やれば、将来に渡ってずっと効果が出るので、最も有効な節約方法です。

固定費の見直しが終わった後も、さらに節約できるところはないでしょうか。

多くの家庭では食費が支出の大きな割合を占めていますから、食費の削減は、大きな節約効果を生み出してくれる可能性が高いです。ただし、人は、必ず食事から栄養素を補給しなければならないので、食費の節約には、十分に栄養素を補給できることも考慮する必要があります。

タンパク質が最優先

人が必ず食事で補給しなければならない栄養素は以下の通りです。

  • タンパク質
  • 脂質
  • ビタミン
  • ミネラル

ビタミンには、さらにA、D、E、Kの脂溶性ビタミンとB、Cの水溶性ビタミンがあります。ミネラルにも、ナトリウムやカリウムなど7種類の多量ミネラル、鉄や亜鉛など8種類の微量ミネラルがあります。

これら栄養素が不足することなく、食事から補給する必要がありますが、特に重要な栄養素がタンパク質です。人間の細胞はタンパク質からできていますが、古くなったタンパク質は、日々捨てられています。だから、捨てられたタンパク質と同量以上のタンパク質を補給しなければ、健康な身体を保つことができません。

1日に摂取しなければならないタンパク質は、体重×1gとされています。体重50kgの人なら50gのタンパク質補給が必要です。なお、高齢者の場合は、体重×1.1gはタンパク質を補給する必要があります。

しかし、この量でも、タンパク質摂取量が不足することも考えられます。なぜなら、タンパク質はすべて同質ではないからです。

タンパク質の良質度を測る指標にプロテインスコアがあります。プロテインスコアは卵の100点が最も高いです。卵だけで体重×1gのタンパク質を補給すれば、タンパク質は不足しにくくなります。

肉、魚、乳製品といった動物性食品もプロテインスコアが高い傾向にあります。しかし、大豆や米のような植物性食品に含まれるプロテインスコアは低く、畑の肉と言われている大豆でさえ50点ちょっとしかありません。

だから、タンパク質の不足を防ぐためには、動物性食品中心の食事をして、良質なタンパク質を補給しなければなりません。また、余裕をもって、体重×1.5gほどはタンパク質を摂取しておいた方が良いでしょう。スポーツをされている方だと、体重×2gを補給することがすすめられています。

卵と肉類の安売りは見逃さない

しっかりとタンパク質を補給しながら、食費を節約するためには、卵と肉類の安売りをチラシで必ずチェックすることです。

私の近所では、卵は、500円以上や1,000円以上の買い物で安売りになるスーパーが多いです。値段は、10個で78円から128円です。普段は、10個で168円から198円なので、安売りの時には、卵が半額程度で買えることになります。

また、肉類も、3割引きから5割引きになる日があります。鶏肉や豚肉だと、割と安くで売られていますが、牛肉になると細切れでも、100gが298円と高額です。輸入牛肉であれば100gで198円ですが、それでも、鶏肉や豚肉の2倍ほどの価格です。

だから、牛肉は、食費を減らすために必ず安売りの日に買うようにしています。もちろん、鶏肉や豚肉も安売りの日を狙いますが、牛肉は特にチラシでしっかりと安売りをチェックしています。

野菜は安売りしているものを買えば問題なし

栄養に関しては、間違った常識が広まっています。その代表が、野菜は栄養があるというものです。

先ほども述べましたが、人間にとって最も大切な栄養素はタンパク質です。でも、野菜には、ほとんどタンパク質が含まれていません。また、タンパク質が含まれていたとしても、プロテインスコアが低いです。

ビタミンやミネラルも、思っているほど多くは含まれていません。むしろ、野菜では、ビタミンB₁₂を補給できませんから、野菜中心の食事では、ビタミン不足を招く可能性があります。鉄分に関しても、野菜は吸収が悪い非ヘム鉄ばかりを含んでいるので、ビタミンB₁₂とともに不足しやすく、貧血を招く可能性があります。

何よりセルロースでできた植物の細胞壁は、セルラーゼという消化酵素がなければ消化できず、人間はこのセルラーゼを持っていないので、どの程度、野菜から栄養素を補給できるのか疑問です。

だから、野菜から多くの栄養素を補給しようと考えるべきではなく、安売りされている時に買えば十分です。

それよりも、卵の方が多くの種類の栄養素を含んでいますから、食費節約だけでなく、栄養補給にも役立つ食材です。卵を食べるとコレステロールが増えるというのも、今では否定されていますから、毎食1個食べても問題ありません。

ビタミンやミネラルの摂取はサプリメントの活用もあり

ビタミンやミネラルは、食材によって含有量にばらつきがあるので、しっかりと推奨量を摂取しようと思ったら、カロリーSlismで調べる必要があります。

でも、毎食、食材の栄養素を調べるのは非常に手間がかかります。「バランスの良い食事を心がけましょう」と言っている人は、まず、食品に含まれる栄養素を調べていません。栄養素を調べたことがある人なら、「バランスの良い食事って何?」と必ず疑問に思うはずですからね。

ビタミンとミネラルに関しては、保険の意味も込めて、サプリメントを活用することも検討してください。最近では、「栄養士が考案した総菜」なども見かけることがありますが、そういったものばかりを買っていると、食費が増えてしまいます。栄養補給と食費の節約を同時に追求するのであれば、サプリメントが手軽です。

マルチビタミンやマルチミネラルであれば、1日に必要なビタミンとミネラルの大部分を補給可能です。手っ取り早くビタミンとミネラルを補給するのであれば、ネイチャーメイドのスーパーマルチビタミン&ミネラルがおすすめです。

サプリメントは非常食として備蓄しておくのにも便利ですから、頭から毛嫌いするのではなく、上手に活用すべきです。

バランスの良い食事を心がけ、1日に30品目食べるようにして、いつの間にか栄養不足になるよりも、確実にビタミンとミネラルを補給できるサプリメントを使った方が、むしろ安心です。

 

食費の節約には、まず、チラシで卵と肉類の安売りをチェックすることが大切です。特に卵料理を上手に献立に加えていくことで、大幅な食費の節約が可能になります。魚も良質なタンパク源となりますが、タンパク質の含有量を肉類と比較すると割高です。もちろん、魚も、必須脂肪酸を補給するために食べなければなりませんから、まったく食べないわけにはいきません。だから、魚もチラシで安売りをしっかりと確認しておきたいですね。

とりあえず、卵と肉類の安売り情報のアンテナは、いつも立てておきましょう。

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