住宅ローンは返済期間を短くした方が利率が低くなる

当たり前のことですが、お金を借りると利息が付きます。だから、何かを買う時に借金をした場合、モノの値段に加えて利息も余分に払わなければならないので、節約のためには借金をすべきではありません。

でも、マイホームの購入のように高額な買い物だと、自己資金だけで買うのは難しいので銀行などの金融機関からお金を借りなければならないことがあります。もちろん元本とともに金利も払わなければならないので、最終的に物件価格以上の支出が発生します。

住宅ローンを組んでマイホームを購入することが、現代日本では当たり前となっているので、それは仕方がないと思うでしょう。しかし、住宅ローンを組む場合でも、金利を低く抑えて節約することは可能です。そして、金利を低く抑える最も簡単な方法が、返済期間を短くすることなのです。

固定金利は期間が長くなるほど高くなる

住宅ローンを組む場合、将来の金利上昇のリスクをなくすために固定金利を選択すべきです。

しかし、固定金利は変動金利よりも高くなりますし、返済期間が長くなればさらに高くなります。

お金を貸す銀行から見ると、将来の金利上昇の期待を捨てて固定金利で貸し出すのですから、変動金利よりも固定金利を高く設定するのは当たり前です。また、ローン期間が長くなるほど金利変動の不確実性が増すので、そのリスクを上乗せする形でさらに固定金利を高く設定して貸し出します。

つまり、ローン期間が長くなるほど固定金利は高くなるのです。

この原則を理解すれば、同じ額の住宅ローンを組んだとしても、期間が短い方が適用される利率が低くなるので、元本と利息を含めた返済合計額が少なくて済むことが分かります。勘違いして欲しくないのは、期間が短くなる分だけ支払う金利が少なくなるということではないということです。

例えば、35年ローンの場合、固定金利が2.0%だったとします。もしも、20年の住宅ローンを組んだら15年だけ期間が短いので利息支払い額が少なくなるのはわかります。加えて、ローン期間が短くなると、適用される金利も1.8%といった感じで、長期の住宅ローンよりも金利が低くなるのです。

総返済額を減らすためにローン期間を短くすること

無理のない返済計画を意識し過ぎると、長期の住宅ローンを組んでしまいやすくなります。ローン期間が長いほど、毎月の返済額は少なくなるので、家計を破たんさせないためには、できるだけローン期間を長くすべきだと考えるわけですね。

しかし、借入期間が長いほど総返済額が多くなるので、少しでも支出を抑えようと思うのであれば、借入期間は可能な限り短くすべきです。

部屋

借入期間を短くする方法としてすぐに思いつくのが、35年ローンを25年などに短縮して、今すぐ住宅ローンを組むことです。しかし、この方法だと、毎月の返済額が多くなりやすく、住宅ローンが残っている期間は、生活費を相当切り詰めなければならなくなるでしょう。

それよりも、マイホームの購入を後にずらす方が毎月の返済額を大幅に増やさなくて済むので得策です。今から5年間、節約して貯金を増やし、それを頭金に充当して借入額を少なくするのです。借入額が少なくなれば、返済期間を短くしても家計が厳しくなりにくいでしょう。住宅ローン金利も当初より低くできるでしょうから、元本と利息を合わせた総返済額も少なくて済みます。

 

マイホームを買おう。

そう思った時にすぐに物件を見に行ったり、銀行にローンの相談をしに行ったりすべきではありません。マイホームを買おうと思った時、最初にすべきことは貯金です。

しっかりと貯金をして自己資金を増やし、借入額を減らせば返済期間を短くできます。そうすれば、期間が短くなることに加えて適用される固定金利も低くなるので、二重にローン返済額を少なくできるのです。