インターネット回線を格安SIMに変更すれば、毎月の通信費が節約できます。
しかし、格安SIMはインターネットの高速通信が月間で1GBや3GBまでと制限されており、上限に達した時点で自動的に低速通信に切り替わってしまいます。したがって、毎月前半は高速で快適なネットライフを送れるけども、後半になると速度が遅くなって見たいホームページやブログの閲覧にストレスが溜まります。
だからと言って、高速通信できるデータ容量が多いプランに変更すると、格安SIMでも毎月の通信費が使い放題のプランと変わらなくなるので、何のために格安SIMに変更したのかわからなくなります。
普段は低速。必要な時に高速。
高速通信のパケットを無駄に消費しないためには、低速でも問題なく閲覧できるウェブサイトにアクセスする時は高速通信から低速通信に切り替えるのがおすすめです。特にメールを読むだけなら低速でも何の問題もありませんから、普段は低速通信にしておいて表示に時間がかかるウェブサイトの閲覧時だけ高速通信に切り替えると良いでしょう。
しかし、通信会社によっては高速通信と低速通信を切り替えできない場合があります。なので、格安SIMに変更する場合は、通信速度を必要に応じて高速と低速に切り替え可能な通信会社を選ぶべきです。
私は、以前は使い放題の3G回線を契約していましたが、サービス終了に伴ってマイネオの格安SIMに乗り換えました。
マイネオには、マイネオスイッチという高速通信と低速通信を切り替えできる機能が付いているので、無駄に高速通信のパケットを消費しないで済みます。ネットに接続するたびに高速と低速を切り替えるのが面倒だという場合でも、高速通信と低速通信を時間帯ごとに設定できます。
私の場合、3G回線時代は1ヶ月に10GBほどダウンロードしていました。現在のマイネオのプランは3GBですが、今のところマイネオスイッチを使うことで毎月の高速通信のデータ容量を少し余らせることができています。余ったパケットは翌月末まで繰越せるのもありがたいです。
以前は、低速時の通信速度が、128Kbpsや200Kbpsの通信会社が多かったですが、最近は、低速時でも1Mbps以上の速度が出る通信会社も増えてきています。
マイネオは、200Kbpsの速度ですが、月額385円を負担してパケット放題Plusに加入すれば、低速時でも1.5Mbpsでネットに接続できます。10GB以上のプランだと、無料でパケット放題Plusを利用できるので、マイネオに申し込む場合は、10GB以上のプランがおすすめです。
フリータンクに余ったパケットを入れる
しかし、2ヶ月連続でパケットを持ち越すことはできませんから、前月に余ったパケットは当月中に使わなければ消滅してしまいます。
パケットの消滅を防止するためには、月末にマイネオスイッチをオフにして常時高速通信状態にしておくのがおすすめです。残っているデータ容量によって、25日から高速にする場合もあれば28日から高速にする場合もあります。
それでも、パケットが余る場合には、フリータンクに前月から繰り越してきたパケットを全部入れておきましょう。フリータンクは、マイネオユーザーの助け合いの仕組みで、パケットが余っているユーザーがフリータンクに入れたパケットを不足しているユーザーが引き出して使うことが可能です。
フリータンクからパケットを引出すためには、いくつか条件がありますが、基本的に1ヶ月に1,000MBまでは引き出すことができます。
余っているパケットをフリータンクに入れても自分は何の得もないように思えますが、そうではありません。フリータンクに入れたパケット量が引きだしたパケット量よりも多い場合には、毎月21日以降1,000MB以上残っていてもパケットを引き出し可能です。パケットの引き出しの方が多いと21日になってもデータ容量が1,000MB未満になっていないとパケットの引き出しはできません。
余ったパケットをフリータンクに入れなければ、ただ消滅するだけ。でも、フリータンクにパケットを補充しておけば、そのメリットを他のユーザーだけでなく、将来の自分にも還元できるのですから、フリータンクにパケットを補充しても決して損することはありません。
他の通信会社でも、高速通信と低速通信の切り替えができるところはあるでしょうが、フリータンクまで考慮すると、格安SIMはマイネオがお得ですね。お子さんに計画的にスマホを使って欲しいと思っているご家庭も、マイネオへの乗換を検討すると良いでしょう。
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